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vol.196:国分グループ本社株式会社(1)〜300年以上続く老舗食品カンパニー〜

新型コロナウイルスの流行で、最近はなかなか気軽にお出かけしづらくなってしまいましたね。そのような中、「宅飲み」が増えたという方も多いのではないでしょうか。今回は、そのような自宅での飲み会にピッタリなおつまみ缶詰を販売している国分グループ本社株式会社様にお伺いしました。
主力商品である「缶つま」について、ご紹介します。

お話をお伺いしたのは、
経営企画部 広報課の柚木さんと
マーケティング統括部 マーケティング開発部 開発一課の青木さんです。
(写真は左から青木さん、柚木さん)

創業300年以上とはすごいですね。
これまでどのような歴史を歩まれてきたのでしょうか。

【江戸時代の日本橋西河岸】

国分グループ本社は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした10年後の1712年に四代國分勘兵衛が呉服屋として店舗を構えて商いを始めたことが創業となります。しかし、呉服業は数年でやめ、その後土浦で醤油の醸造に着手したことが食品事業のはじまりです。1880(明治13)年には醤油の製造業から撤退し、多様な食品を販売する卸売業を開始しました。明治以降は佃煮や昆布などの食品に加え、香辛料をはじめとする輸入食品など幅広く食品を扱ってきました。1890年にエビスビール、以降は味の素、カルピスと代理店を開始しました。
現会長で第十二代目となります。

創業が呉服屋だったとは驚きです。
現在の主力商品である「缶つま」ですが、いつごろから缶詰は作られているのでしょうか。

日本初の缶詰が製造されたのが1871年といわれていますが、国分では1887年から販売を開始しています。その後、1909年に国分でも缶詰の製造を始めました。最初に作られた国分オリジナルの缶詰は牛肉のボイル缶でした。

【牛肉のボイル缶】

缶詰は明治時代から既にあったのですね。
それでは現在はどのような商品を扱われているのでしょうか。

卸売業として60万アイテムの食品を取扱うだけでなく、自社ブランド商品の缶詰やお菓子やヨーグルト、アイスなどのチルド・冷凍商品、輸入洋酒など多くの商品を開発しています。最近ではアーモンドミルクヨーグルトについての反響が大きく、おいしいとの声をたくさん頂戴しております。

たくさんの種類の食品を扱われているのですね。
オリジナルブランドにはそれぞれどのような種類があるのでしょうか。

私(青木)の所属する開発一課のオリジナルブランドは「K&K」と「tabete」の2つがあります。それぞれコンセプトが異なり、「tabete」は、調理をすることで素材を引き立てるもの(即席麺など)を扱っています。

【「K&K」ロゴ】

一方で、「K&K」は素材にこだわり、その本来の味を楽しんでいただくことが目的のブランドです。

【「tabete」ロゴ】

今回取材させていただく「缶つま」はK&Kの商品ですよね。
「缶つま」も素材の味にこだわった商品なのでしょうか。

 はい、「缶つま」も素材にこだわっています。
「缶つま」は、その名の通り缶詰に入ったおつまみです。「肴(さかな)で、酒はうまくなる。」というブランドステートメントのもと、お酒が好きなお客様が手軽に素材本来の味を楽しむことのできる、おいしいおつまみとなっています。

【缶つま 広島県産 かき燻製油漬け】

手軽に素材本来の味を楽しめる、缶詰のおつまみとは斬新ですよね。
次回は「缶つま」について、さらに詳しくお話をお伺いします!

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