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vol.191:TAICHIRO MORINAGA(4)〜店舗のご紹介・今後の展開について〜 2020.04.27

TAICHIRO MORINAGAは、もともと期間限定ショップのみで販売していましたが、2017年11月に常設店舗がスタートしました。なぜ期間限定から常設になったのでしょうか。

もともとハイクラウンを期間限定で販売していたのですが、ハイクラウンのような美味しいお菓子をもっとたくさんの人に食べてもらいたいと思ったからです。ありがたいことに、ハイクラウンはとても好評だったので、常設店舗をオープンさせることにしました。
常設店舗の第1号は大丸神戸店です。神戸は西洋菓子発祥の地ですから、そこでチャレンジしてみたいと思いました。また、大丸神戸店にいらっしゃるお客様は、値段が高くても良いものを買いたいという方が多いので、ぜひTAICHIRO MORINAGAの美味しいお菓子を味わってもらいたかったのです。

西洋菓子発祥の地で新たなチャレンジをされたのですね。
その後、新宿、東京、渋谷に店舗をオープンされていますが、それぞれの店舗にどのようなこだわりがあるのでしょうか。

始めは全店舗で同じ商品を売っていたのですが、来店されるお客様が違うとニーズも変わりますので、店舗に合わせた商品を販売することにしました。お客様がどのような目的で商品を購入され、どのような気持ちになりたいのか、ということを店舗ごとに考えながら、商品を開発しています。

NEWoMan新宿店は、大丸神戸店の次にオープンした店舗です。NEWoMan新宿店では、2019年5〜7月にチョコレートのサブスクリプションを行いました。月額2680円で毎日1本好きなハイクラウンを持ち帰ることができるというサービスです。お菓子のサブスクリプションという新しい体験を届けるとともに、TAICHIRO MORINAGAを知ってもらおうと企画しました。Facebookで新宿駅の近くにいる人に対して広告をうち、新宿のオフィスに通う若い世代に向けてアピールし、ハイクラウンを知らない世代にも知ってもらう事が出来ました。

エキュートエディション渋谷店は、トレンドをリードする渋谷の最先端の施設への出店でしたが、この渋谷もこれまでの歴史の上に成り立っており、最新のものを提供しつつも歴史を大切にしてゆきたいと考えました。
例えば、エキュートエディション渋谷店限定商品であるガトー醤油ショコラは、醤油を使用したガトーショコラで、全く新しい味わいを提供しています。パッケージでは、ヒストリーパッケージを用意し、キッコーマンさん・森永製菓の昔のポスターをデザイン。ショッパー(商品を入れる袋)にも、昔のスクランブル交差点の写真を使用し、「歴史」を感じられるよう工夫をしています。商品を買った人と貰った人が、パッケージやショッパーを話題のきっかけにしていただけたら、これもお菓子による新体験の1つになると考えています。

STATION Labo店でも、キャラメルクリスピーのパッケージを2種類作っています。駅舎のパッケージは、東京に来た人がお土産として購入することをイメージして作り、通常パッケージは、お土産よりもプレゼント向けのおしゃれなパッケージにしています。

お客様のことを考えながら店舗づくりをされているのですね。
店舗の様子や販売している商品が違うと、人気商品も店舗によって違うのでしょうか。

店舗限定商品を開発するときには、その店舗の売上の半分以上を占めることを目標に開発しています。そのため、今はほとんどの店舗の人気商品は店舗限定商品です。
これからも、もし新しく店舗をオープンすることになれば、その場所に合った新商品を考えていきたいと思っています。

最後に、TAICHIRO MORINAGAの今後について教えてください。

私たちは、森永製菓の技術を駆使した美味しいお菓子を、もっとたくさんの人に食べていただこうと目指しています。
今後は常設店舗を増やすというよりも、全国でPOP UPショップをたくさん開いていきたいと思っています。まずはお客様に商品を知ってもらい、東京に来たときに思い出して買ってもらえるような店舗にしていきたいです。例えば、出張の時に家族からリクエストされるお土産の選択肢の1つになりたいと思っています。

皆さんの近くにもTAICHIRO MORINAGAがやってくるかもしれませんね。ぜひ森永製菓が届ける新体験を味わってみてください。今回は4回にわたって、森永製菓さんのTAICHIRO MORINAGAについてお話を伺いました。ありがとうございました。

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