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vol.189:株式会社ロゴスコーポレーション(1)〜“ロゴス”ブランドの誕生〜 2020.02.20

アウトドア好きの方ならもちろんご存知、
そうでない方もこのロゴを見かけたことはあるのではないのでしょうか?

今回ご紹介するのは、アウトドア用品の製造販売を行なっている
株式会社ロゴスコーポレーションです。
お話をお伺いしたのは、
企画広報部広報課 課長代理 利本 季隆さん、
              中村 愛実さんです。
(右から:利本さん、中村さん、社内YouTuberの「きゃなこ」さんです)

会社の歴史を教えてください!

1928年にスタートし、船舶用品の卸問屋から事業を開始しました。
昭和40年代に入り、ポリエステル生地に塩化ビニールをラミネートさせた防水ウエアを製造販売しました。それまでのゴム引きのウエアが軽量化され、海で働くプロに認められました。その後、一般産業用防水ウエアの製造販売を拡大し、現在も和歌山の工場で製造しており、ワークウエアに特化したブランドもあります。

創業当初からアウトドア用品を販売されていたわけではないんですね!

はい、創業から約50年間は海関連の製品を扱っていました。その後、スポーツや釣具ルートに販路を拡大しました。ビーチレジャー(海水浴)人口の増加で、ビーチで楽しむ人たちのためにパラソルやファニチャーの販売を始めました。折畳みチェアとパラソルにオリジナルプリントを施した楽しいデザインの製品を販売すると大ヒットしました。
同時にスチールフレームのキャビンテントや寝袋を国民誰もが楽しめる価格帯にする事でオートキャンプ人口が増加し始めました。
1980年代、米国で主流だったファミリードームテントを日本の気候向けに仕様を変更し、「ロゴスドーム」として発売すると、空前のキャンプブームがやって来ました。また、日本の焼肉文化を米国のバーベキュースタイルにアレンジしたモデルを発売する事で、キャンプ=BBQのスタイルが日本で定着したことで事業転換のきっかけとなりました。

キャンプ用品を販売するにあたって苦労されたことはございますか?

当時のキャンプは専門店でしかなく登山用の個人がメインで非常にマニアな趣味でした。またBBQも欧米諸国のガーデンで楽しむような形のものがほとんどでした。
ただ、海外と日本では環境や気候が違うということもあり、日本での使用により適した製品を作るようになりました。例えばテントだと、海外は雨が降らない地域も多いため屋根が半分だけのハーフフライと呼ばれるテントが主流だったりしたのですが、日本での環境に合わせ、雨をしのぐフライシートをつけたりと改良していきました。そこで第一次キャンプブームも重なって、売り上げをあげることができました。
アウトドアへ事業を転換し「LOGOS」のブランドを創設したのは1985年です。最終的には1997年に「ロゴスコーポレーション」へ社名を変更し、2018年には創業90周年を迎えました。

モットーとされていることはありますか?

メインターゲットがファミリーということで、家族で過ごすことを楽しめるアイテムをメインに出しています。LOGOSでは家族みんなでキャンプを楽しんでもらいたいという思いがあり、例えばお父さんがテントの設営に時間がかってしまってゆっくりできなかった、なんてことにならないように、できるだけ家族で楽しむ時間を長くとってもらいたいと思っています。
あとは、初心者だからどういう風にセットをしたらいいのかわからないお客様も多いと思うんです。そんなお客様にLOGOSの製品で気軽に、簡単にキャンプを楽しんでもらいたいなと思っています。製品を作る際にスペックを追い求めることはできるのですが、そうではなくて、初心者の方でも使いやすく親しみやすいデザイン&カラーで、合理的な機能性を持ち、製品価値に対して納得できる適正価格帯で製品を販売するということをコンセプトとしています。

“たくさんの人にキャンプを楽しんでもらいたい”というお気持ちが伝わってきました!
続いては、製品開発のこだわり、おすすめの製品についてお伺いします。

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