EMS機能をもった商品はすでに市場が成熟しつつあり、市場では足をのせてに使うものが多く、大きくて重いもの、そういうイメージがありました。開発当初は私たちも足に使うものとしてスタートしました。しかし今ある市場に入っていきたい、でも真似じゃなく、刷新していきたいという思いがあり、市場調査や開発を進める中で「大きい」「重い」から離れ、「軽くてコンパクト」を新しい軸にし、たどり着いたものがシート状にすることでした。素材やデザインには試行錯誤しましたが、その結果、発売してから1か月ほどですが、コロナの影響も結果的に追い風になって、売上げは非常に順調です。
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「ルルドスタイル EMSシート」 |
丸めて収納もできます! |
シートの薄さわずか1ミリにEMS機能を搭載し、全身に使えることが一番の特徴です。シートの上に体の部位を乗せるだけ、座るだけで使えるので、毎日続けられます。足だけではなくて、手のひらや二の腕など、全身に使えます。おすすめの部位はふくらはぎですね。床に座ってふくらはぎを乗せて使うと、広い面で筋肉にアプローチするのでかなり効果的です。上級者用の使い方としては、このシートの上でスクワットをしたり、腕立て伏せをしながら使うと、より体に負荷をかけられるので、エクササイズ効果を高めたい方にはおすすめです。
(田代さん)色味や素材は、アパレルやファッションのトレンドから取り入れることが多いですね。あとはマッサージ器にとらわれずに他のジャンルの商品からデザインなどのヒントを得ることも多いです。技術面では、業界全体としてトレンドがあるのでトレンドを追いかけながらも、他社とはかぶらない、新しいものはないかと常に考えています。その結果、年々商品数が増えている感じです。
(佐藤さん)私は、今ある市場から足りないもの、もしあったら喜ばれるんじゃないか?というところからのスタートが多いですね。また、ゆくゆくは商品が並ぶであろう店頭のイメージからアイデアを考えることが多いです。
(田代さん)商品を開発するパターンにもよりますね。大きく分けると2つのパターンがあります。1つ目は、既に発売している商品とのバランスです。嬉しいことに店頭ではルルドコーナーとも言える売場ができているお店があります。そこに追加して置かれるということを想像して、どういうものがいいか?と発売済み商品とのバランスを考えていくパターン。2つ目は全く新しいものを投入するとして、市場の中で必要なものはないか?と考えていくパターンです。