みんな知ってるおなじみのあの商品、はたまた今話題のあの商品、
オピネットで話題になった商品などなど、注目の企業にオピネットが突撃インタビュー!
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vol.194:株式会社アテックス(2)〜ヒット商品の裏側〜 2020.07.22

色んな商品を作られてきたと思いますが、“思いもよらなかったヒット商品”はありますか?

「ルルド めめホットチャージ プラス」
税込み¥6,050

(佐藤さん)私はヒーター付きアイマスクの「めめホット」ですね。当初は売れ行きが厳しかったのですが、そんな中台湾で有名な女優の方がこの商品を「お気に入り」としてSNSで紹介していただきました。それがきっかけで中国大陸にも広く普及し、結果的に2017年頃からのインバウンド需要にもつながり大ヒット。市場が世界に広がっていくのを実感しました。

(大内さん)私はマッサージクッションシリーズの「ルルドプレミアム マッサージクッション ダブルもみ® 」という商品です。半年に一回新商品を展示したバイヤー向けの商談会があるんですが、この商品は展示数が少なく、会社としても強く売っていく感じではありませんでした。また同時発売の別の商品の方が、社内アンケートでは人気で、そんなに売れないかも…と思っていたんです。でも発売が開始すると、「ルルドプレミアム マッサージクッション ダブルもみ® 」の方が人気で、当時価格ドットコムなどでもマッサージ器ランキングで1位を取得し、1〜2年ほどキープし続ける人気商品になりました。発売前の評価から考えると、とても売れた商品でした。

「ルルドプレミアム マッサージクッション ダブルもみ®」
税込み¥10,780

売れたポイントはなんだったと思いますか?

商品の確かな力でしょうか。当時、改良を重ねてマッサージ機能を向上させていたのですが、それを値段に反映すると、売れ行きが鈍る状態でした。この商品では実際にはお客様は、価格が高くてもいいものであれば必要としてくれる、という事がわかりました。

逆に、”発売前から売れる!”と思った商品はありますか?

(大内さん)個人的には、マッサージスツールです。
当初は社内での評価もあまりよくなくて、開発を止めた方がいいとまで言われていましたが、いざ発売してみると、意外に人気で。ここから改良商品も出るほどとなり、長く売れる商品になっています。

どういうところが「これは売れる!」と思ったんでしょうか?

一番はマッサージの体感です。改良を重ねて他社と比較しても負けない揉み心地にできたと思います。デザインもこだわりました。市場にあるフットマッサージャーの多くは樹脂素材のいかにも“マッサージ器”という感じのものが多い印象です。ルルド商品は使わない時もそばに置いてほしいという思いからインテリアに馴染むデザインを基本としているのですが、本商品はサイズが大きくなかなか難しくて…。試行錯誤の末にようやく表現できたときに、いけるのかもしれない!と思いました。発売から徐々に売れ、1年間で1万台を超えて、昨年は2万台を超えるようになりました。年々台数が増えてます。

発売前商品の評価は、どのような形でとっているんですか?

発売前に社内従業員に体感アンケートをとり、リサーチを兼ねてバイヤー向けの商談会で意見を聞いています。ただ、それが全てではなく、商品の機能やコンセプト等に強い思いがあれば発売にこぎつける商品もあります。発売前の評価が高くても売れない場合もあれば、評価が低くても人気商品になる場合もあり、発売までは誰も分からないんです。
そんな中、「ルルドスタイル EMSシート」は試作品が出来上がった時点から評価が高く、発売後も人気商品となったレアな商品です。

※EMS商品とは
「Electrical Muscle Stimulation」の頭文字を使用した言葉。微量の電気によって筋肉を刺激して動かし、筋力トレーニングのような効果が期待できる機器を指します。

たくさんのヒット商品を生み出す裏側には、スタッフの鋭い感性が発揮されていたんですね!
続いては今年4月に発売以来、自宅で手軽にフィットネスができると大ヒットしている
「ルルドスタイル EMSシート」についてご紹介いたします!

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