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vol.185:株式会社ハナヤマ(2)〜歴史とともに追いかけるハナヤマ作品ラインナップ〜 2019.07.16

今回は過去にハナヤマさんで発売された人気作品について具体的にお伺いしたいと思います。
創業当時から現在までどのような商品が生まれてきたのか、一部紹介していただきました。

創業当時

創業当初から販売しているダイヤモンドゲーム。
(画像はリメイク版のものです)

1933年の創業当初から人気のある作品は「ダイヤモンドゲーム」と「ラッキーパズル」です。ダイヤモンドゲームは2人〜3人で遊べるボードゲームです。特徴的なデザインなので、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。このゲームは、自陣地にある駒を対角上の同じ色の陣地にすべて移動させれば勝ちとなります。駒は基本的に1回1マスしか動けないのですが、自分の駒や相手の駒はひとつ分ならば飛び越えることができます。このようなルールを利用し、あるいは利用されないように、戦略を練りながら駒を動かしていくところがポイントです。2人でも遊べますが、やはり3人で遊んだほうが白熱したゲームになると思います。

同じく創業当初から販売しているラッキーパズル
(写真にある出題例は最新版のものです)

ラッキーパズルは、長方形の板を切り分けてできたピースを使って、様々な別の図形を作るパズルです。年配の方にもおなじみのパズルだと思います。基本的な切り分け方は創業当時から変わっていないのですが、作る図形の問題集にモデルとして掲載されているシルエットは、時代とともに変わっています。

1950年代〜1980年代

高度経済成長期に人気があった大富豪ゲーム
(写真は最新版のパッケージです)

50年代〜70年代前半の高度経済成長期にはボードゲームが次々と販売され、いわゆるボードゲーム全盛期と言われています。この時期になると人々の生活水準が上がり、余暇を楽しむ余裕が生まれました。また、団地などの集合住宅が登場し、休日に家族や近所の人と遊ぶという生活スタイルが確立されていったことも、ボードゲームが流行した背景にあると考えています。
この当時の人気商品で、昨年リメイクしたものに「大富豪ゲーム」があります。大富豪ゲームはルーレットを回して駒を進めながらゴールを目指し、その途中の様々なイベントで、いかにお金を稼げるかということを競い合うボードゲームです。こちらが現在のパッケージです。特定の個人をイメージしたものではありませんのでご注意ください(笑)。

また70年代後半に、国産初のビンゴゲームマシンとビンゴカードを製造・販売しました。ビンゴカードは穴をあけていくイメージが強いと思いますが、実は穴をあけるスタイルを考案したのは当社です。それまではペンで紙にマルを付ける方式でしたが、パーティーなどでお皿を持ったままペンを使うのは不便だと思い、穴あけ式にして販売しました。

80年代以降はパズル系の新商品が次々と出てきました。現在世界50か国以上で愛されている人気商品「はずる」の前身の「キャストパズル」も83年に発売されました。
(「はずる」については次回掲載分で詳しくご紹介します)

2000年代〜現在

左はタカトクトイス様オリジナルの「ゲームロボット九」
当時は「LSIゲーム」と呼ばれていました。

2000年代になると、他社様で販売されていたゲームの復刻版を手掛けることも多くなりました。「ゲームロボット50」はタカトクトイス様が80年代に発売して、ミリオンセラーとなった製品「ゲームロボット九」のリメイク機です。「ゲームロボット50」はデジタルゲームの一種で、いわゆる「ゲーム機」ですが、ディスプレイにグラフィックが表示される形式のゲームではありません。神経衰弱や反射神経テストなど、10個の光るボタンを押すことで遊べるゲームがたくさん収録されています。2000年代後半にブームになった「脳トレ」系のゲームとして、中高年の方に人気の商品となっています。

ダリヤ様がパネッコを販売していたのはおよそ40年前。
当時を知っている方はダリヤ様の社内にも
ほとんどいらっしゃらなかったそうです。

化粧品メーカーのダリヤ様が70年代に販売していた「パネッコ国旗ゲーム」のリメイク作品も販売しています。このゲームは国旗で遊ぶ絵合わせゲームです。遊びながら国旗を覚えることができるので、知育玩具としての一面も備えています。「今遊んでも十分に面白いのではないか」と社内で話題になったことがきっかけで復刻させてもらいました。こちらは当時を知っている方だけでなく、若い方にも人気の商品となっていますね。

画像は「ミルク」のパズル
さらに難易度の高い「ブラック」や初心者向けの「ホワイト」など、難易度を色と甘さで表現したことも話題となりました。

そのほかのヒット商品に、2006年に発売した「明治ミルクチョコレートパズル」があります。パズル自体は古くからある箱詰め式のパズルなのですが、見た目が板チョコ風になっていることが特徴です。発売当初は単に「チョコレートパズル」という名前で販売していたのですが、正直言ってあまり売れていませんでした。しかし、明治様からコラボの話をいただいて、パッケージを明治様のチョコレート風に変えてからは、人気が爆発し、2000年代を代表するヒット商品となりました。

昔に販売されたゲームが、現在まで親しまれていることが多いですね。

現在でもクリスマスシーズン等で主力になるのは定番系のゲームが多いです。玩具・ゲーム業界は年ごとに売り上げの浮き沈みがはげしくなることが多いのですが、ハナヤマの主力商品は定番ゲームなので、この業界では珍しく業績が安定していると思います。しかし、定番の商品が多くても、新商品は常に作り続けていきます。新しいものを作り続けるのは、この業界の使命だと思っています。やはり玩具・ゲームメーカーは最先端の技術をいかに「くだらないこと」に使えるかということを追い求めていくものだと思いますね。

常に新しいものを作り続けるハナヤマさんの企業姿勢が印象的でした。
次回は、全世界で人気を博している立体パズル「はずる」の開発秘話についてお伺いします。

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