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vol.182:株式会社ナガサワ文具センター(1)〜会社の歴史とKobe INK物語の誕生〜 2019.02.28

「自分の暮らす街を色で表すと何色になるだろう?」そんな風に自分の街について考えたことはありますか?
“街を万年筆のインクの色で表す”そんなこれまでになかった商品
「Kobe INK物語」を開発するのが、株式会社ナガサワ文具センターさんです。今回は、会社の歴史やKobe INK物語の開発ストーリー、人気の理由についてお話をお伺いしました。

お話を聞かせてくださったのは、Kobe INK物語の開発者、
株式会社ナガサワ文具センター
商品開発室 竹内 直行さんです。

まずは株式会社ナガサワ文具センターの歴史について教えてください。

創業当初の様子

明治15年(1882年)5月創業で、今年で137年目になります。神戸でも古い部類に入る老舗企業だと思います。創業当初から“書くもの”“書かれるもの”を扱っており、一世紀にわたりステーショナリー専門店として、地元神戸はもちろん近畿一円に広く知られており、「三宮ナガサワ」と親しまれ、年間120万人の方々にご利用いただいております。最近では、販売だけではなくナガサワオリジナル文具の製作もしており、メーカーとしての機能も持つようになってきました。ナガサワオリジナル文具では、インク、万年筆、ノートなどを出しているのですが、その中でも神戸の街を色で表した万年筆のインクである「Kobe INK物語」がお客様から大変好評を頂いております。

古くから歴史のある会社なんですね!Kobe INK物語はどのようにして誕生したのでしょうか?

私は入社して今年で40年目です。神戸が好きなこと、また学生の頃から文具が大好きだったので、神戸発の文具を作りたいという想いでナガサワ文具センターに入社しました。
1978年に入社したのですが、その当時、神戸で製造している文房具はほとんどありませんでした。遠方から来る方から「神戸ってお洒落なものが多くていいですね」とよく言われていたのですが、文具に関しては神戸発のものはほとんどないなと思っていたんです。なので、神戸発の文具を作ろうという想いを持っていました。入社して2年目からは商品の企画に携わってきました。39歳、入社17年目、それまでもオリジナル文具は少し作っていたのですが、本腰を入れて作っていこうと思っていた矢先に、1995年1月に阪神淡路大震災が起こりました。会社も多大な影響を受け、オリジナル文具を作る余裕はなくなってしまいました。

震災で大変な時期があったのですね。

はい。その後10年ほどは会社の建て直しのための仕事に専念していました。やっと落ち着いて、何か次の仕事に取り掛かろうと思った時に、10年間沢山の方にお世話になったので、“まずはお礼をしてから”と、お世話になった方々に向けお礼の手紙を書こうと思い立ちました。文具を扱う者として、また感謝の気持ちを伝えるためには、お手紙をパソコンで書くのは味気なく感じられ、手書きで書こうと思いました。いざ万年筆を取り出して書こうと思うと、その当時にお店で手に入るインクというのは、黒色か青色くらいしかありませんでした。そこで、他の色、神戸らしい色のインクを作れないかと考えました。作れる方法が見つかったときには“これはもう作るしかない”という気持ちになりました。何色を作ろうか考えた時に、まず頭に思い浮かんだのが港町神戸を見おろす六甲山でした。そして、海のコントラストを贅沢に感じられる神戸メリケン波止場、旧居留地の神戸らしい落ち着いた街並みも色にしてみたいと思い、2007年に、「六甲グリーン」「波止場ブルー」「旧居留地セピア」の3色を発売しました。

発売当初のお客様の反響はいかがでしたか?

初めは、1カ月おきに「六甲グリーン」「波止場ブルー」「旧居留地セピア」の3色を発売しました。“売れ残ったら知り合いに買ってもらえば何とかなるか”という気持ちで、まずは50本ずつ作りました。いざ販売してみると、お客様からは「面白い」と言っていただけ、また、作成したインクを使って書いたお礼の手紙を送った方からの評判も良く、そこから口コミでどんどんと広めていただけました。

お礼の手紙を書くためにインクのカラーを探したところから商品が誕生したんですね!
次回では、Kobe INK物語が皆さんに愛される商品になった秘密、竹内さんが色を決める時にどのように考えていらっしゃるかお話をお伺いしたいと思います。

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