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vol.178:有楽製菓株式会社(1)〜会社の成り立ちとお菓子作りへのこだわり〜 2018.08.24

皆さんはブラックサンダーを食べたことがありますか。
コンビニをはじめ、スーパーやドラックストアなど様々なお店で
見かけると思います。
ユニークなコンテンツも多く、SNS等でも度々話題になっている
ブラックサンダーを作っているのが有楽製菓さんです。
今回はブラックサンダーシリーズの裏話や数々のユニークな
コンテンツを生み出す秘訣など、大ヒット商品の裏側をご紹介します。

お話をお伺いしたのはマーケティング部の内藤さんです。

会社の歴史について教えてください。

戦後、創業者である河合志亮が豊橋で兄たちの商売を手伝っていましたが、自分で独立したいという思いから東京に進出し、1955年に世田谷区で有楽製菓を創業しました。
当時は子どもたちにアメリカから来たソフトクリームが流行っており、ソフトクリーム用のコーンカップからアイデアを得てウエハースに目をつけ、加工用ウエハースの製造からスタートしました。
ウエハースは当時「キロいくら」という形式で売られていたこともあって、重くする目的でクリームに水分を加えられた商品がたくさんありました。しかしクリームが水分を含んでいるとウエハースは湿気ってしまうため、美味しくなくなります。そうした状況の中で創業者は品質にこだわり、サクサク感が損なわれないクリームを使用したウエハースを販売していきました。こうした品質へのこだわり、お客様への向き合い方が、我々の原点になっています。

その後、中小メーカーである我々が大手メーカーに負けないためには、ユニークな発想の商品をどこよりも早く提供していくことが必要だと感じ、新しい技術を次々に取り入れていきました。
その中でチョコレート製品が生まれ、現在に続く足場固めが行われていきました。

ウエハースからスタートされたとは驚きです。
有楽製菓さんといえばユニークなネーミングやキャッチコピーが多い印象がありますね。

食べ物がおいしいのは当たり前の時代の中、厳しい市場で勝ち抜いていくためには「おいしい+α」が必要になると考え、「夢のある安くておいしいお菓子を創造する企業」を経営理念としています。「夢のある」お菓子というのはその「+α」の部分を意味していて、「おもしろい」や「あたらしい」といった、お客様の期待を超えて心を動かす何かをお届けすることが我々の特徴であり使命だと考えています。
だからこそ「夢がある」という言葉をとても大切にしています。豊橋にある工場も今は「豊橋夢工場」という名称にしていますし、会議でも「これって夢ある?」というワードがよく出ます。「おもしろくないからだめ」とか「普通過ぎない?」というダメ出しによって企画が無くなったり変わっていったりするほど、社内の判断基準になっています。例えばブラックサンダーなら「なんかまた面白いことをやってるよ」と違和感なく受け入れられるのではないかなと考えながら、日々企画を練っています。

また、夢のある商品を生み出す風土づくりのために社内で「新商品アイデアコンテスト」を年1回開催しています。社長賞などの賞があるコンテストで、選ばれたアイデアは実際に商品開発部が試作し、社員で試食したりします。

他にこだわっていることはありますか?

「美味しいものを高い品質で」ということは当然のこととして守りながら、1人でも多くの人に食べて笑顔になってもらいたいという思いから、お客様にとってリーズナブルで納得感のある価格にこだわっています。ブラックサンダーも発売から今まで30円という価格は変えていません。2014年に、原材料価格の高騰などの影響で苦渋の決断で長さを2mm短くしましたが、価格は変えませんでした。反対に昨年のリニューアルの際には、カバーチョコレートの比率を上げるなどしていますが、価格はそのままです。
大切にしているのは、「安ければ安いほどいい」という考え方ではなく、価格に対してできる限り高い品質の商品をお客様に提供したいという考え方です。企画の段階から「この商品は40円で考えています」と言うと「30円にできないのか?」という話があったりします。結果的に40円や50円の商品が販売されることもありますが、「もっとお客様の満足度を高められないか」というのは常に会議で話し合われます。

続いて、商品のラインナップを教えてください。

年間を通して販売している商品は少なく、数ヶ月間のみや数量限定といった期間限定商品が多いです。
主力商品は「ブラックサンダー」とそのシリーズ品で「○○サンダー」や「ブラックサンダー○○」という名称のものがあります。
現在販売しているものは「ブラックサンダー」、「柿の種サンダー」、カルビー株式会社様とコラボレーションさせていただいた「フルグラ®サンダー」、甘さを抑えた「ブラックサンダービター」があります。
その他に、小さいサイズでファミリーパックタイプになっている「ブラックサンダーミニバー」、一口サイズの「ブラックサンダープリティスタイル」といった形状違いの商品に加え、薄型で大きい「ビッグサンダー」やアーモンドがたっぷり入ったロングバー形状の「ブラックサンダーVOLT」といったボリューミーなシリーズ品もあります。これらを弊社ではサンダーシリーズと呼んでいます。
(2018年8月24日現在)

また、地域限定商品もあります。例えば北海道では、カバーチョコレートにホワイトチョコレートを使用した「白いブラックサンダー」や、季節限定の「メロ〜ンなブラックサンダー」というメロン味の商品と「ピンクなブラックサンダー」というイチゴ味の商品を販売しています。他にも浅草常磐堂様の「雷おこし」とコラボさせていただいた「東京ブラックサンダー」や、工場がある豊橋オリジナルイラストパッケージの「豊橋ブラックサンダーミニバー」、最近チャレンジした商品として沖縄原産の黒糖や塩を使用した「白いブラックサンダー沖縄出張中」という沖縄限定商品もあります。

また、ブラックサンダーシリーズ以外では、長年販売している「チョコケーキ」というスポンジにチョコレートをコーティングした素朴な味わいの商品も実は人気があります。

そのほか、「デラックスミルクチョコレート」という商品は、流通経費を抑えるために一般店舗では販売しておらず、オンラインショップと直営店のみで販売しているのですが、1979年の発売以来多くのお客様からご愛顧頂いております。

魅力的な商品ばかりですね。
次回はブラックサンダーについて詳しくお聞きしたいと思います。

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