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vol.176:株式会社ヤッホーブルーイング(1)〜ヤッホーブルーイングの成り立ちとクラフトビールへの想い〜 2018.03.30

皆さんは、お酒の席で、何を飲みますか?
昔は「まずはビール」が定番だったのが、今やチューハイやカクテルが増え、若者のビール離れが進んでいるとまで言われています。
そんな中、個性的なクラフトビールで、熱狂的なファンを生み出しているのが株式会社ヤッホーブルーイングさんです。
今回は、ヤッホーブルーイングさんに、会社の成り立ちや、クラフトビールにかける想い、その想いから生まれた製品やお客様との関係を深めるイベントについて、お話をお伺いしてきました。
お話をお聞かせいただいたのは、
株式会社ヤッホーブルーイング
よなよなエール広め隊(広報担当)の飯野さん(写真左)と
マーケティングディレクターの稲垣さん(写真右)です。

会社設立の経緯を教えてください。

ヤッホーブルーイングは、星野リゾート代表の星野佳路が創業者です。
星野がアメリカに留学していたときに、何気なくビアパブで飲んだビールが「日本のビールとはまったく違う、美味い!」と非常に衝撃を受けたそうです。
それがクラフトビールとの出会いでした。
日本に戻り、90年代に規制が緩和され、地ビール解禁で小規模な会社でもビールが製造できるようになったことから96年にヤッホーブルーイングが設立されました。
日本に新しい「クラフトビール」のカテゴリを造ることを目標に掲げ、「ビールに味を!人生に幸せを!」という理念のもと、新人もベテランも一丸となって仕事をしています。

地ビールではなく、「クラフトビール」なんですね。

はい。長野に行ったから飲むというお土産ビールではなく、日常的に飲んでもらいたいという想いが創業当初からあり、「地ビール」としてではなく「クラフトビール」として飲んでいただきたいと思っています。

初めから全国展開を視野に入れていたので、創業当時から大きな設備で造っています。これは大手のビールメーカーさんから見れば小さいですが、小規模製造のクラフトビール業界では最大級で、一度に2000ケースくらい造れます。
またもう1つのこだわりとして、缶で製造しているということがあります。
世の中の地ビールはビンを使用する所が多いです。全国展開の流通を考えると軽くて遮光性の高い缶のほうが圧倒的に良い。コンビニの棚割を考えてもそうです。
そこで周囲の反対を押し切り、創業当初から数千万円かけて高額な缶の充填設備を導入しました。先を見越して大胆な投資を実施しました。

創業後は地ビールブームもあって好調でしたが、そのブームの終焉と共に、苦しい状況になったと聞きます。どうやって今のように復活されたのでしょうか。

現金プレゼントキャンペーンなど大手ビールメーカーさんのマネをするような施策も打ちましたが、小売店に全然置いてもらえなくなり、会社倒産の危機に直面し、やむなく手をつけたのがネットショップでした。それまで、楽天市場にショップは置いてはいたのですが、手付かずでした。売れなくても置いておける場所があったというのは、大きかったです。
販売ページにビールづくりのこだわりや想いを書き、読み進めてもらう楽天型のネット通販が、クラフトビールという商材と合っていたと、今となっては思います。

他には何かされたんでしょうか?

当時はともかく、がむしゃらに、目の前のことに一所懸命にひとつひとつ取り組んでいました。その頃から、お客様とのコミュニケーションの重要性を感じていたので、数は少ないけれど圧倒的に支持してくださる顧客とのつながりを大切にしていました。
一番苦しいときに、メルマガも開始しました。当時、現在の社長の井手直行が楽天大学のネット関係の講座に通っていたのですが、そこで「自分はビールのことなら人より語れる」と井手が伝えると「それをホームページに反映させたり、お客様とのコミュニケーションに活かしなさい」と言われたそうです。ホームページにはビール愛を反映し、メルマガではビールへの愛情を語る、何でもない日常のコミュニケーションをし、そこからコアなお客様とのつながりができたと言います。
また、お客様へサプライズをお届けしようという取り組みもしていました。たとえば、ご指摘をいただいたお客様への対応では、軽井沢へ旅行に来たお客様を地元の食堂で店員に扮した社長が待ち構え、サプライズでおもてなしをした、ということも過去にはありました。

ファンの方に喜んでいただくために始めた仮装を
井手社長は今も続けている

ビール愛あふれるからこそ、個性あるビールが造れるのですね。次回はその個性豊かな製品をご紹介いただきます。

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