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vol.174:株式会社カンミ堂(1)〜会社の成り立ち〜 2017.12.22

近年バリエーションに富んだふせんが多く発売されている中、一際ユニークなふせんを発売し、注目を集めている会社が、今回お話を伺ったカンミ堂さんです。
2017年も紙とフィルムを組み合わせた自立するふせん「タテトコ」等、独自の機能を持った新商品を多数発売されています。
今回はカンミ堂さんの会社の成り立ちから、商品開発のこだわりまで、様々なお話を伺いました。

お話を聞かせてくださったのは、
株式会社カンミ堂 代表取締役 末永さんです。
(写真は左が広報 庄司さん、右が末永さんです。)

まずは今にいたるまでのカンミ堂さんの歴史をお聞きしたいと思います。
カンミ堂さんは1989年に末永さんが立ち上げられたと伺いましたが、
どのような経緯で起業されたのですか?


「創業当時の甘味堂(かんみどう)」

私は会社を立ち上げる前に、ポストイットで有名な 「住友3M(現:スリーエムジャパン)」で働いていました。当時はポストイットが世に出始めたころで、今では当たり前となっていますが、貼ってはがせる機能は当時画期的で、とても面白いと思いました。そんなポストイットへの興味がきっかけで入社し、4年半ほど働きました。
会社を立ち上げたのは、便利で喜ばれる商品を自ら開発したいという思いが芽生えたからです。私の祖父が生前営んでいた製餡所の屋号「甘美堂(かんみどう)」を引き継いで「株式会社カンミ堂」を立ち上げました。

そうなんですね。カンミ堂さんの名前が製餡所から来ていたとは驚きです!
そこからすぐに今の事業を始められたのでしょうか?

当初は印刷加工の請負を行っていました。この事業が10年程続くのですが、その間に並行して自社商品の開発も行っていました。
最初につくった商品は「オーキッス(現在はメモピットという名称)」です。私はポストイットについて、特に貼ったりはがしたりできる粘着技術が面白いと思っていました。そのため最初に作ったこの商品も、ふせんではありませんが、同じように粘着技術をいかした商品でした。この商品は今もお付き合いのある会社の協力のもと、開発しました。

カンミ堂さんは現在も自社工場を持たれていませんが、
当時から現在と同じように技術を持つ企業と協力して商品づくりを行われていたのですね。

そうですね。商品化をするうえで、つくりたいものをカタチにできる技術や設備を持った会社を新たに探したり、またすでに付き合いのある協力会社さんに相談しながら一緒に考えていきます。そうすることで、よいもの、世の中にない新しい価値を持ったものが生みだせると考えています。また、設備を持つと、その設備をいかしたものをつくろうという思考になりがちなので、自社工場を持たないことで設備にとらわれず身軽に開発できる良さもあると感じています。

その後は東京に進出して、事業の中心がノベルティグッズの販売に変わりました。 当時の事業の比率は、9割ノベルティ、1割自社商品といった感じです。
そして、自社商品として2009年に発売した「テンミニッツ」がヒットします。 この商品が、文具メーカーとして事業を確立していく上での大きなきっかけでしたね。

テンミニッツという商品の発売が大きな転機となったのですね!
テンミニッツはどのような商品なのでしょうか?

テンミニッツはもともとは社内ツールとして、社員の業務効率化を図るためにつくったものでした。ToDoリストを進化させたツールで、ふせんにやることを書いて、そのふせんを時間軸が書いてあるボード上に、取り組む時間を決めて貼りつけて使用します。
ふせんは状況に応じて入れ替えることができる他、ふせんの幅で1つのToDoにかける時間を示すことができたり、ふせんの色で重要度や仕事の種類をひと目で見分けることもできます。

この商品はヒットし、ふせんの可能性を改めて感じましたが、ふせん市場にはすでにポストイットという巨大ブランドがあることもあり、自社でふせんメインでやっていこうとは当時は考えていませんでした。
今のようにふせん商品を主力アイテムとして展開していく契機となったのは、テンミニッツの次に発売した商品でした。


今回は文具メーカーとして事業を行うまでの経緯をお伺いしました。
次回は、カンミ堂さんがふせん市場に本格的に参入するきっかけとなった商品や、
商品開発のこだわりについてお聞きしていきます!

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