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vol.170:サンスター(1)〜サンスターの歩み〜 2017.08.10

お口と身体の健康をサポートする製品を数多く提供してきたサンスターさん。
歯周医学から生まれた最新のアプローチで歯周病菌とたたかう「G・U・M(ガム)」や、女性の健康と美を口もとから叶える「Ora2(オーラツー)」など、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はサンスターの歴史、ロングセラーの「G・U・M」、昨年発売された「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」についてご紹介します。

今回お話をお伺いしたのは、
サンスター広報部の川邉さんとマーケティング部の松富さんです。
(写真は川邉さん)

まずはサンスターの歴史を教えてください。


サンスター歯磨第1号

1932年、創業者・金田邦夫が自転車の部品販売を始めたのが当社の起源です。
もともとは自転車のタイヤがパンクしたときに修理をするゴム糊を金属チューブに入れて販売していましたが、ゴム糊以外にチューブに何か入れるものはないかと考え、当時まだ粉歯磨きが主流だった時代に、練り歯磨きを金属チューブに入れて販売することを決断しました。金属チューブに練り歯磨きを入れて販売したことが、オーラルケア製品を提供する今日のサンスターにつながります。

自転車の部品販売からスタートされたとは意外なお話ですね!

実は現在でも自転車部品製造の流れをくんだ事業を展開しております。自転車のタイヤチューブ修理用のゴム糊は、建築や自動車の製造に使う接着剤などの化学品事業分野に拡大しました。また自転車の部品(ギヤークランク)はバイクのスプロケット、ブレーキディスクなどの金属事業分野に拡大しました。


(左)自転車のギヤークランク        
(右)バイクのスプロケットとブレーキディスク

その他にもサンスターでは、お口と全身の健康という観点からから、ヘルス&ビューティ事業も展開しています。男性向け爽快シャンプー「サンスタートニック」は来年50周年、ヘアスタリング剤の「VO5」は昨年50周年を迎え、おかげさまで長い間お客様にご支持をいただいております。また「健康道場」をはじめとする健康・美容食品も提供しています。


(左)サンスタートニック          (中)VO5               (右)健康道場     

主力製品のG・U・Mブランドについて教えてください。

「G・U・M」は、"歯周病菌とたたかう"をコンセプトにハブラシ、ハミガキ、歯間ブラシ、デンタルリンスなどトータルケアのできるラインナップを提供しています。歯についた歯垢(歯周プラーク)は実はハブラシだけでは十分に落ちません。歯周病対策には、毎日の歯みがきに加え、歯間ブラシや歯間クリーナーなどの補助具を使用してのホームケア、また、歯科医院でのプロフェッショナルケアが重要です。

今から27年前の1989年に発売されてから、おかげさまで「歯周病=G・U・M」という信頼を多くのお客様からいただいております。
当時、「歯槽膿漏」と呼ばれるハグキの出血や腫れなどの症状は、原因がはっきりと判明していませんでした。そこでサンスターでは、アメリカの大学に研究員を派遣し研究を重ね、1980年代はじめに留学先の研究チームが歯槽膿漏の原因となる細菌のひとつ「P.g.菌」を特定しました。それまでは、ハグキの腫れや出血といった症状があらわれてからの対処が一般的でしたが、原因菌を特定できたことで、ハグキのトラブルの予防という考え方ができるようになりました。その後、CPC(塩化セチルピリジニウム)が原因菌の殺菌に有効であることを突き止め、CPCを配合したハミガキを開発しました。それが、日本での「G・U・M」ブランドの始まりです。

「G・U・Mシリーズ」が発売されてから今日に至るまでに、苦労されたことはありますか。

先ほどからお伝えしていますように、歯周病を予防するには、ハブラシで歯をみがくだけではなく、歯間ブラシやデンタルリンスなども併用していただくことが理想的です。それをお客様に理解していただくためには、売り場にはハブラシ、ハミガキ、歯間ブラシ、デンタルリンスといった「G・U・M」ブランドの全てのカテゴリー商品をまとめて一つのコーナーとしてディスプレイし、売り場から情報発信することが有効だと考えました。ですが、当時はハブラシはハブラシ、ハミガキはハミガキと分かれて並べられている状況で、理想のディスプレイを実現することに苦労しました。
歯周病の認知率は今となっては99%となりましたが、当時はまだ「歯周病」という言葉の認知率は9%とほとんど知られていませんでした。まず最初に取り組んだのは、営業マンが歯周病を徹底的に勉強することでした。歯周病のメカニズムから、細菌の名前や、その予防方法に至るまで、歯周病についての専門的な知識を身に付けました。
歯周病の知識を身に付けた営業マンが、販売店に対してモノを売るのではなく知識を提供するという営業を行った結果、歯周病という言葉が広まると同時に、徐々に売上はアップしていきました。

"歯周病"という言葉の認知率は99%まで上がったと言いましたが、まだ大きな課題があります。言葉は知ってはいても、歯周病を予防するために「歯科医院に通院する」、「歯間クリーナーやデンタルリンスを使う」といった、毎日歯をみがくこと以外にプラスαの行動をとる人はまだ多くありません。
20歳以上の約8割が歯周病にかかっている※といわれていますが、歯周病はsilent disease(静かなる病)とも呼ばれており、自覚症状がほとんどありません。
※平成23年 歯科疾患実態調査 厚生労働省調べ


実は歯周病は全身の健康と深い関係があることが、最近の研究からわかってきました。
例えば、糖尿病と深く関連することが報告されており、糖尿病の方は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高いことや、反対に歯周病を治療することによって血糖を下げるホルモン(インスリン)が働きやすい状態になり、血糖値が改善するというデータも出ています。


また、糖尿病のみならず、歯周病は心疾患、認知症などの症状と関連があることも明らかになっています。サンスターではお口と全身の健康に関する研究や啓発活動に積極的に取り組んできました。国際シンポジウムや8020運動(80歳で20本以上自分の歯を保とう運動)、地域の歯科医師会と連携した啓発イベントなどを通して、オーラルケアの大切さを積極的に情報発信しています。


歯周病は、お口の中だけの病気ととらえずに、全身との関連を考え、歯周病を予防し、ケアしていくことが大切です。歯周病を予防するためにはホームケアがとても大切で、正しく習慣的に歯をみがく必要があります。


ホームケアの重要性を考える中で、「G・U・M」ブランドでは、どうすればもっとオーラルケアに時間を割いてもらえるのかを考えていました。歯みがきを正しく、そして楽しい習慣にしていきたいという思いから、昨年度発売されたのが「G・U・M PLAY(ガム プレイ)」です。

お口の健康が身体の健康と深く関連しているなんて、とても興味深いお話ですね!
次回は「G・U・M PLAY」について詳しくお聞きしたいと思います。

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