2012年に誕生したルームシューズ「MERI」が今、女性を中心に国内外問わず人気を博しています。機械編みのニット地を用いた布草履。北欧をモチーフとしたデザインと抜群の履き心地で支持を広げています。
墨田区の北斎通り沿いに本社兼工房ショップ「MERIKOTI」があります。通りから制作風景が見える大きなエントランスが特徴で、商品を手にとりゆっくり選べるだけではなく、その場で体験もできる空間となっています。
今回のオピ研ではルームシューズブランド“MERI”、靴下が中心の“TUTUMU TOKYO 1948”等を展開するオレンジトーキョー株式会社さんについてご紹介します。
お話を聞かせてくれたのは、
オレンジトーキョー株式会社 代表取締役 小高さんです。
ニット製の紐を編んで作ったルームシューズです。いわゆる布草履なのですが、和風ではなく北欧をテーマにデザインをしています。
メリヤス編みという伸縮性に優れた編み方で編んだ紐を、一足一足職人さんが手編みをしています。
鼻緒や、一部の商品についているコサージュも手作りです。それぞれのパーツを作る職人さんと、それを組み立てる職人さん、さまざまなひとの手が関わってひとつのMERIが出来上がっていきます。
素材は東レさんの中空糸「エアレット」を使用しているため、夏は涼しく、冬は暖かく、吸水速乾性や抗菌防臭にも優れています。手洗いができますので清潔に使い続けていただくことができます。
素材に適度なハリやコシがあるうえに、土台の厚みがふかふかで、すごく履き心地が良いんですよ。
鼻緒部分は長さを変えることが出来るのでご自分のサイズに合わせてフィットするように調節できます。
現在30種類ほど販売しています。
2012年5月MERIがスタートしてから2年半で、毎年春と秋の2回新作を8〜9柄ほど発表しています。
廃盤になった柄もあるので実際は40柄ぐらい作ってきていますね。
はい、その中でも「Anneアンネ」「Hansハンス」「Toveトーヴェ」「Ellenエレン」という4つのデザインに更に分かれているんですが、これは北欧に住むひとたちをイメージしているんです。
「Anne」は洗練されたおしゃれを楽しむ女の子のイメージ、小花柄や北欧風のパターンの鼻緒を使い都会的でスマートな印象のデザインです。
「Hans」は、ビタミンカラーやボーダーを使って、元気で明るい男の子のイメージに、「Tove」は知的で落ち着いた女性をイメージしており、シンプルで落ち着いたカラーが多いことから男性にも人気があるシリーズです。
「Ellen」はメルヘンで可愛らしい女の子をイメージしたロマンチックでフェミニンなデザイン、コサージュがついているのは「Ellen」です。
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