トータルで5年くらいですね。 日本では発売していないのですが、実は最初に海外でキャップ式を発売しており、このキャップ式の開発までに3年、その後、ノック式が発売するまでに2年かかりました。 作った試作品の数はトータルで1万を超えていると思います。
ペンの先、インクの出てくる面が常に空気と触れた状態となるので、インクがすぐに乾いてしまうからです。ノック式に取りかかった最初の頃は、キャップ式のジェットストリームで使ったインクをちょっと改良すればできるだろうと簡単に考えていたのですが、実際作ってみるとなかなかうまくいかなくて…。 結局、一度完成させたインクの配合をリセットして、イチから開発しなおさなくてはなりませんでした。こうして頭を切り替えたことで結果的にはよかったのですが、今までの研究を全て捨てなくてはならなかったことが、精神的にはすごく…きつかったです。 なので、今でもキャップ式とノック式では使われているインクが異なるんですよ。 海外旅行の際にキャップ式ジェットストリームを買ったというファンの方の中には「キャップ式のほうがすき」という方もいらっしゃるようです。 実は私もキャップ式の方が好きです。
非常にリピーター率が高いです。ありがたいことに、「一度使うともう他の商品には戻れない」という声も多いですね。 通常文房具はターゲットある程度絞るものなのですが、この商品は本当に幅広い方に使用されています。事務用途としてはもちろん、筆圧の低いお年寄りなんかにも人気で、年賀状の時期は非常によく売れました。油性ボールペンを使う全ての人がターゲットであると言ってもいいほどです。
スタンダードタイプから多機能タイプ、アルファゲル搭載タイプなど、現時点でも複数のラインナップが出ていますが、より多くの人に使ってもらえるよう、 今後もどんどんラインナップを広げていけたら良いと思っています!
vol.89 三菱鉛筆(3)
オピ研「三菱鉛筆」BBS