はい。バンダイでは、∞プチプチのような大人向けのおもちゃのことを「ガジェット」と呼んでいます。ガジェットとは「ちょっと気が利いたもの」という意味。2006年にはガジェット開発専門のチームを結成し、大人の方に喜んでもらえる、ユニークなおもちゃの開発に取り組んでいます。∞プチプチ以外では「20Q」も、かなりヒットした商品の一つですね。
そうですね。当時はまだガジェットチームもなかったので、完璧に大人だけを狙ったわけではなく「20代男女と、あと、小学校高学年くらいの女子にも受けるかなぁ」位に考えていたのですが、いざふたを開けてみると、やはり大人の方の支持が大きかったですね。
20Qは、ボクが入社して最初に目の当たりにした大ヒット商品でした。普通のおもちゃは一日一店舗あたり、がんばって実演しながら販売して、売上が二桁行ったら大喜びという感じなんですが、20Qは一店舗で一日100個とか、桁の違う数が売れていって…店頭に立ちながらビックリしっぱなしでした。 自分で買って、両親に送るとこれがまた大喜びで一日じゅう遊んでいて、ちょっと悔しかったです。 ボクが(当時)作っていたゲームには見向きもしなかったのに…。 ボクもこんなおもちゃが作りたい!と、目標になりました。
そうです。元々は米国で流行したおもちゃで、米国のラディカ社と契約して、日本版を発売させていただくことになりました。 …でも、実は社内での評判は最初はあまり良くなっかたんです。特に営業に。でも開発担当としては、非常に面白く話題になる商品だという確信のようなものがあって、何とか発売までこぎつけることが出来ました。
そうですね。「犬」の中でも「シーズー」「ラブラドール」といったように犬種まで当ててくるので、驚く人が多いです。しかも、ちょっと特殊なプログラムを使っていて、正解からどんどん離れてくような質問が出たあたりでポッと当ててきたりします。 ただ、今はかなり正答率が上がっているんですが、米国版をそのまま日本語訳するだけだと、言語的な問題や文化的な影響があるので当たる確率が50%くらいにしかならなかったんですよ。もっと頭をよくするために、日本人の回答データを集める必要がある…と20Qが遊べるWEBゲームのサイトを立ち上げました。 …しかし、最初のうちはなかなか回答が集まらなくて…社員にも協力してもらったのですが、目標の10万件のうち、2000件くらいで一度ストップしてしまいました。
ブログの力です。 20Qのゲームで遊んだ人がブログに記事を書いて紹介してくれ、その記事を見た人が自分のブログでも紹介し、それを見た人が…という感じで、連鎖的にバーっと広がっていったのです。一気にアクセス数が跳ね上がり、一週間で目標10万件のデータが集まりました。 今は「ブログマーケティング」などという言葉もあって、商品開発にインターネットを使うのは当たり前みたいになってきていますが、当時はまだあまり例のなかったことなので本当に驚きましたね。ネットのつながり、情報の伝達はすごいなぁと。また、そうやってネットで話題になったことが商品自体のヒットにもつながりました。
そうですね。 今でもWEB版は公開していますので、一度遊んでみてほしいです。
オピ研「バンダイ」BBS