もうすぐ冬。いよいよおでんの季節ですね。 今回オピ研で訪れたのは、 おでんに欠かせない「練り製品」を幅広く手がけているメーカー、 紀文食品さん。 練り製品についてやおでんの美味しい作り方、 はたまた年明けのおせちについて、お話を聞いてまいりました。 ▼今回お話を聞かせてくれたのは こちらの方です。 株式会社紀文食品 広報室 萩原 ゆみさん
ところで、おでんは「とりあえず煮込めば大丈夫!」なんていう風に考えている人が多いと思うのですが、 おでん作りにも色々コツがあるんですよ。
もう一つは具材の選び方ですね。 練り製品には大きく分けて「蒸す・ゆでる・焼く・揚げる」の4つの製造工程があります。そして、この製造工程の違いによって汁に与える味わいの影響が変わってくるんですよ。揚げ物だったら油のコク特有の美味しさが出るし、焼き物だと香ばしさが出る。つみれなどはお魚の味そのものが出ます。単に具材としてだけでなく、だしのような役割も持っているんです。
例えば、さつま揚げが大好きだったとしても、さつま揚げばかり入れるのではあまりおいしくならないんですよ。さつま揚げを5種類入れるよりは、色々な製造工程のものを入れたほうがぐっと味わい深くなるんです。
「魚河岸あげ」という商品があるのですが、これは紀文オリジナルの練り製品で、今年でもう22年目を迎えるロングセラーです。他の練り製品にない、ソフトでなめらかな食感が特徴です。 食感が非常にやわらかいので、おでんの具にはもちろん、レンジでチンしたり、生のままで食べる事もできますよ。
魚河岸あげが生まれたのはちょうど、紀文が飲みやすい豆乳を出し、最初の豆乳ブームが起きたのと同じ頃です。飲むだけでなく、もっと豆乳を楽しめないだろうか…と考え、豆乳を使った練り製品を作ることになったのがきっかけでした。
普通ならすり身に豆乳を入れて作るところなのですが、それでは面白くない。どうせなら、大豆と魚肉を使った健康的な「新しい練り製品」を作りたいなぁと、発想を逆転して、豆乳にすり身を入れてみたのだそうです。そうして出来上がったものを食べてみたところ、ふんわり、今までにない味わいと食感だったと。
やはり「びっくり!」という感想が多かったようです。各地で試食させていただいたのですが、皆さんひと口食べて「アラッ?!」と。 やわらかいので成型が難しく、当初は機械化せずアイスクリームディッシャーを使って手作業で丸くしていたんです。でも、あまりの人気が出て、工場ではすごく大変だったと聞いています。
魚河岸あげは、加工食品の辞典のような本に載せてもらったり、おでんやさんで具の一つとしてメニューに載せてもらったりして、着々といちジャンルとしての地位を築きつつあります。 はんぺん、ちくわぶ、魚河岸あげなんていう風になる時代も、そろそろ来る…かもしれません!
オピ研「紀文」BBS