「モルツ」とついていますが、「ザ・プレミアム・モルツ」と「モルツ」は、作り方もコンセプトも全く違います。「ザ・プレミアム・モルツ」が「モルツ」の上位版とか、そういうわけではないんですよ。
「ザ・プレミアム・モルツ」は、"世界一おいしいビール"を目指して作ったビールなんです。
はい。 ビールにもいろいろ種類があります。「ザ・プレミアム・モルツ」は「ピルスナータイプ」という種類。ピルスナータイプはチェコ共和国のピルゼンという街で生まれたビールで、しっかりとした味とコクが愛され、世界で最も多く飲まれています。 世界一愛されているピルスナービールの中でも最も美味しいビールをつくりたいという醸造家の熱い想い、それが「ザ・プレミアム・モルツ」の誕生のきっかけでした。
「ザ・プレミアム・モルツ」が誕生したのは1989年。当初は「ザ・プレミアム・モルツ」ではなく「モルツスーパープレミアム」という名前でした。
当時は「アサヒスーパードライ」が発売してまだ間もないころで、業界はドライ戦争の真っ只中でした。当時の業界の流れからすると完全に明後日を向いた格好ですね。(笑)「ザ・プレミアム・モルツ」は、市場の流れや味の流行から生まれたものではなく、純粋に「美味しいものをつくりたい」という気持ちから生まれた商品なんです。 味に関しても、時代や流行に左右されない本質的な美味しさを追求しています。なので、発売当初と今を比べても、より洗練されてはいるものの、基本的な味はほとんど変わっていませんよ。
まずは原料です。 香り高い欧州産アロマホップと、豊かな味わいと爽快な後口を作ってくれる二条大麦をふんだんに、贅沢に使っています。 「ザ・プレミアム・モルツ」に使用されているホップはなんと2倍です。
あと、これは「ザ・プレミアム・モルツ」に限ったことではなく、サントリーのビール、発泡酒全体がそうなのですが、水にもこだわり、全て天然水をつかっています。 ちなみに、元祖ピルスナービールであるピルスナーウルケルは軟水でつくられたビール。日本の水も同じく軟水ですから、ビールづくりにはピッタリなんですよ。
もちろんです。 原料、製法、ありとあらゆるものにこだわり、丁寧に時間をかけて作っています。
仕込の過程でデコクション(煮出し)と呼ばれる作業があり、通常は一回のところを「ザ・プレミアム・モルツ」は二回行っています。ダブルデコクションと呼ばれる製法で、麦芽のうまさをしっかり引き出し、深みのある味わいが実現します。 そしてさらに、低い温度で長く発酵させる「低温発酵」を用いて麦汁に深みを出し、丁寧に丁寧に雑味を取り除いています。
また、ホッピングの仕方も違います。 アロマホップを麦汁の煮沸時だけでなく最終段階でもふんだんに加える「アロマリッチホッピング製法」によって、ホッペンブルーメ…ホップの花のようなほどよい香りを出しています。この製法にたどり着くまでには研究開始からおよそ10年の月日がかかりました。 無数の試行錯誤と苦労の上でできた味です。
なんといっても、華やかな香りですね。 しっかりした味とコクは「ピルスナービール」を名乗るための絶対条件。あって当たり前のもの。だからその中でも抜きんでるためには、もっと別の要素が必要でした。「香り」です。 あとは苦味ですね。 「ザ・プレミアム・モルツ」をひと口飲むと、まずは強く苦味がやってきます。でもそれはすぐにぱっと散って、後口にはふんわりとした香りが残るんです。 苦味と香りのバランスが絶妙なんですよ。これが、モンドセレクションビール部門最高金賞を受賞できた決め手でもあると思います。
「ザ・プレミアム・モルツ」の品質が世界的に認められたということですから、本当に嬉しいですね。目指していたものが形になったと感じています。 三年連続で受賞できたというのも、本当に喜ばしいことです。
というのも、ビールというのは、その年の原料の出来具合によっても、味が大きく左右されるんですよ。原料は農産物なので、同じものを使えば、同じつくり方なら、常に同じものができる、というわけではないんです。ちょっとした加減一つで味が大きく変わってしまうんです。
そんな中、三年連続で受賞できたのは、常に「より良いものを」思い続けた結果だと思います。 これからも皆さんに美味しい「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んでいただけるよう、努力し続けて行きたいですね。
オピ研「サントリー」BBS