ひと口に「ペン」といっても、なかなか奥が深いもの。 様々な特徴を持ったペンが売られていますね。グリップのやわらかなもの、極細のペン先、スムーズなインク・・・そして、こんな羽の生えたペンまで登場しました。 この特徴的なペンの名前は、以前オピモニでとりあげて大きな反響のあった「エルゴノミックス ウインググリップ」。さて、この「羽」にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。
そんなわけで、今回オピ研で訪れたのは、文房具で大人にも子供にもおなじみの「ぺんてる」さん。「エルゴノミックス ウインググリップ」のお話を中心に、文具づくりや想いについてお話を聞いてまいりました。
▼今回お話を聞かせてくれたのは こちらの方です。 商品企画本部 マーケティング部 国内マーケティング担当 次長 白井克典さん
見た目からしてあきらかに普通のペンと違いますからね(笑) 「エルゴノミックス ウインググリップ」は、人間工学に基づいた筆記具「エルゴノミックス」シリーズの第二弾です。
この商品の大きな特徴は「第四の支点」を意識して作られているということ。 一般的な筆記具は、グリップを支える親指、人差し指、中指という三点支持の考え方で作られているのですが、「エルゴノミックス」シリーズでは、ペン軸の乗る親指と人差し指の間を四点目の支持ポイントとして提唱しています。
その「四点目」を支えるのが、ペンについたウイングの役割。ウイングが手の内側から4点目をしっかりと支え、安定したホールド感が得られます。
まず、筋肉の負担を抑え、筆記時の疲労を抑えることができます。これは、支点が増えることで支持ポイントにかかる力が分散し、ひとつひとつの筋肉の使用頻度が減るためです。 千葉大学工学部の研究室のご協力による実験・検証でも証明されています。
そしてもう一つの特徴は「ペンがぶれにくい」という点です。 第四の支点がペンと手をしっかりと固定するため、圧力の弱い人や、書き疲れて手に力が入らないときでもしっかりと筆記できます。 「ウインググリップ」の場合は、羽が手の内側に入り込んで支えるので、指一、二本で支えるだけでもちゃんと筆記することができるのですよ。
「第四の支点」の考え方ありきで生まれました。 人差し指と親指の間でペンを支えていることを発見し、そこを抑えることで筋力負担が軽減するという効果も実証できた。 じゃあ実際に第四の支点を支えるにはどうしたらいいのだろうか、と考えて作りました。 様々な案の中から、一番シンプルで無難だろうということで生まれたのが初代「エルゴノミックス」です。半球状の「リアグリップ」が親指と人差し指の間にしっかりとフィットし、安定した筆記ができます。 この変わったデザインは、あくまで機能というか・・・思想を体現するために生まれたものなのです。
ちなみに、「リアグリップ」は大きければ大きいほどに負担が軽減するのですが、大きくしすぎると今度は書きにくくなってしまうので、バランスをとってこの大きさに。直径19mmです。
第二弾の企画でアイディアを練り直し、玉から羽(ウインググリップ)に変更して折りたためるようにしたことで、初代の課題であった収納性も持たせることができました。 それに、見てすぐに「えっ?!」と、他の商品との違いがすぐにわかるデザインなので、 より強く特徴もアピールできているかなと考えています。
はい。手の大きい方、小さい方、いろいろな方に使っていただけるように、羽の高さや角度を好みで調整できるように作りました。 また、グリップにもこだわりがあります。このナミナミのパターンは指紋をイメージしたもの。指紋というのは滑りにくいようによくできているんですよね。指紋がなかったら、紙をめくったりはできません。 またさらに、グリップが回転式になっています。シャープペンって、書いていくうちに片側ばかり減ってしまったりするので、回転させて満遍なく使えるようにと。
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