みんな知ってるおなじみのあの商品、はたまた今話題のあの商品、
オピネットで話題になった商品などなど、注目の企業にオピネットが突撃インタビュー!
>>オピ研 バックナンバー

vol.58:ロッテ(3)〜チョコレートの「今」 2006.03.21

前回までは、ロッテの歴史についてお聞きしてきましたが、
今度はオピモニでも取り上げた「クランキーブラック<ほんのりうま塩>」などの
チョコレート類について、ロッテさんにお聞きしたいと思います。

オピモニでも取り上げた「クランキーブラック<ほんのりうま塩>」は、
どういったきっかけで生まれた商品なのでしょうか?


「クランキーブラック<ほんのりうま塩>」
実は最初は塩は入っていなかったんです。2003年12月に発売された「クランキーブラック」は、普通のビター味のクランキーでした。
チョコレートの需要が一番高まる秋から冬に向けての限定商品、ということで発売させていただいたところ、幸いにもお客様から好評で、翌年2004年にも同じ時期に限定商品として発売することになったのです。
その際に、去年と同じ普通のビター味では寂しいから、何かを加えてリニューアルしてようということになり、「塩」を加えて「クランキーブラック<ほんのりうま塩>」として発売しました。

なぜ「塩」に注目したのでしょうか

ちょうど一昨年くらいから、チョコレート専門店などで、塩やスパイスを使ったチョコレートというのが注目され始めていたんです。
塩はビターチョコレートととても相性が良く、また、クランキーの魅力であるサクサク食べられる軽い食感に
「後を引くようなおいしさ」をプラスしてくれる、ということで採用しました。

どんな点にこだわりましたか


おなじみ「クランキー」
一番こだわったのは塩の分量ですね。
あまり多すぎてももちろんいけないですし、かといって少なすぎても生きてこないので、どの配分がベストなのか試行錯誤しました。
塩の種類も、色々試した結果、一番美味しいものということでドイツの「アルペンザルツ」の岩塩に決めました。
商品の開発はわりとスムーズに、目指した通りできたのですが、パッケージに「塩」をどう表現するかで悩みました。
チョコレート専門店では流行し始めていたとはいえ、やはり一般の方たちにとっては、「塩」が入ったチョコレートというのはあまりなじみのないものです。
チョコレートに「塩」が入っていると聞いただけで手にとらなくなってしまうのではないか、でも、書かずに発売してしまったら、お客様がチョコレートなのにしょっぱいとお怒りにならないかなど、「塩」をどのように位置付けるのかが難しく、何度も話し合いました。
パッケージの裏だけにこっそりと書いて、「隠し味」ということにしようという意見もあったのですが、一般商品の中では初めての、 流行の「塩」を使ったチョコレートなんだから、逆にアピールポイントとしていきましょうということで、パッケージに大きく<ほんのりうま塩>と書くことになりました。

この商品は、どういった方が買われることが多いのでしょうか?

普通のクランキーは、10代から20代前半の方に 性別を問わず親しまれているといった感じなんですが、こちらの「クランキーブラック」に関しては、それより少し上の、20代、30代くらいの方たちが多いですね。
男性にも女性にも人気が高いので、男女比はやはり半々といった感じでしょうか。

男性の方も多いんですね。


TOPPOからも「塩」を使った商品が。
「あおのトッポ うま塩バニラ
チョコレートが好きな男性は意外と多いんですよ。甘いものが大好きという甘党の方はもちろん、お酒好きの方がおつまみとして買われる場合も多いです。お酒とチョコレートって、実はとても合うんですよ。日本ではやはり、チョコレートというと女性やお子様のおやつというイメージが強いと思うのですが、ヨーロッパなどでは、チョコレートは「大人の食べ物」であるという意識が定着していて、むしろ成人男性の方が多く食べるくらいなんです。
また最近では、日本でもチョコレートを食べる男性がどんどん増えてきていまして、少しずつ、チョコレートに対する意識が変わりつつあるのかな、と思っております。

他にはどういったチョコレートが流行しているんでしょうか?

流行といいますか、ここ数年の大きな流れとして健康志向というのがありますね。
そして半ばその流れを受けるというかたちで、「カカオ」にこだわったチョコレートや、ビターチョコレートの人気が高まってきています。
ロッテから発売されている健康志向のチョコレートには、シュガーレスチョコレート「ゼロ」や、カカオの持つ機能性に着目した「カカオの恵み」などがあります。

「ゼロ」はどういった商品なんですか?


ノンシュガー&食物せんいで健康に気を使った
「ゼロ」
業界初として発売された、糖分を一切含んでいないノンシュガーチョコレートです。砂糖を使用していないだけでなく、牛乳に含まれている「乳糖」も入っていません。1996年の2月に発売され、今年でちょうど発売10年目になります。
発売当時は、まだ今のように健康に気遣った商品が多く発売されておらず、「チョコ=甘い=砂糖が沢山=体に悪い」というイメージでしたし、砂糖、牛乳なくしては美味しいチョコレートは作れないといわれていましたので、常識を覆す画期的な商品として大変話題になりました。
また、この「ゼロ」には、食物繊維が豊富に含まれているという特徴もあり、最近では、こちらを強くアピールしています。

現代の日本人は、平均「6g」の食物繊維が不足していると言われているのですが、「ゼロ」には、一箱あたり10gの食物繊維が含まれているんです。「ゼロ」「ゼロ<クッキークランチ>」(食物繊維8g)共に、「食物せんいプロジェクト」にも参加させていただいております。

※「食物せんいプロジェクト」とは…「現代人が日常生活の中で不足している「6g以上」の食物繊維を、普段の食事の中で無理なく摂ろう」というプロジェクト。ロッテ他六社が参加している。

「カカオの恵み」はどういった商品なのでしょうか。


こだわりのハイカカオチョコレート
「カカオの恵み」
「カカオの恵み」が発売されたのは1998年。
当時注目が集まっていた「ポリフェノール」(カカオポリフェノール)」を多く含む健康品質チョコレートとして発売されました。
当時はカカオポリフェノールだけにスポットをあてて発売していたんですが、現在は、カカオの使用量を70%まで高めたハイカカオチョコレートとして、ポリフェノールに限定しない、カカオ全体の良さをアピールしたかたちで販売を進めています。カカオの中には天然ポリフェノールの他にも天然ミネラルなど、体にいい成分が沢山含まれているんですよ。
「カカオ」への注目度アップと共に、この「カカオの恵み」の販売数も急激に上昇しております。

なぜ、こんなにもカカオに注目が集まってきているのですか?

今、チョコレートを使ったダイエットが注目を浴びているんです。
楠田江里子さんが「チョコレートダイエット」という本を出版されたり、テレビ、雑誌などで取り上げられたりして、カカオ分の高いチョコレートを買い求める女性が増えてきています。
チョコレートのカロリーは低くはないのですが、カカオに含まれる成分には 脂肪が血液中に残るのを防いでくれる効果があるので、
食べ過ぎなければ、逆に肥満を予防してくれるんです。
他にも、カカオには機能の高い成分が沢山含まれているということで、カカオ分の高いビターチョコレートに注目が集まっているんです。

健康機能に注目が集まっているんですね。


「産地限定カカオ」2005年度版
そうですね。
ただ、このビターブームの影には、こういった健康志向だけでなく、人々の嗜好の変化というのもあるのではないかとも思ってるんですよ。
やはり皆さん、チョコレートというと、まろやかで甘いミルクチョコレートを想像しますので、こういった苦味の高いハイカカオのチョコレートは今まではいくら健康に良くてもあまり受け入れてもらえないところがあったんですよ。
けれど、だんだん、甘さだけでなく、苦味や酸味を求めてチョコレートを買う方が増えてきているんです。チョコレートを買う男性が増えてきているという点もあわせて考えると、チョコレートの持つ役割というの自体が広がってきているのかな、と。

「産地限定カカオ」2006年度版
一昨年末、ロッテでは、新しいカカオの楽しみ方の一つの提案として、「産地限定カカオ」という商品を発売しました。
通常、カカオは、ガーナ産、ベネズエラ産などを作りたい風味にあわせてブレンドして使うことがほとんどなのですが、これは、産地を限定したカカオ、ひとつの地域だけのカカオ豆で作ったチョコレートです。
利きチョコなどをしていただくと、本当にはっきり違いがわかるんですが、カカオにもコーヒー豆のように、産地によって酸味が強かったり香りが高かったりという特徴があるんです。とても奥が深いものなんですよ。
現在、カカオ分が高いチョコレートが受け入れられてきていますので、こういった奥行きのあるカカオの楽しみ方も、お客様に提案していけたら、と思っております。
>>オピ研 バックナンバー
ホームへ | 企業インタビュー | イラストエッセイ| アンケート
このウエブサイトは(株)マーケティング・コミュニケーションズにより運営されています。
Copyright(c)2003-2016 Marketing Communications, Ltd. all rights reserved