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vol.58:ロッテ(1)〜チューインガムからはじまった 2006.03.07

甘くておいしい、ガーナミルクチョコレートやチョコパイからクールでさわやかな、グリーンガムやクールミントガムなど、大人から子供まで幅広く愛されている「お口の恋人」ロッテさん。
オピモニで取り上げた「クランキーブラック〈ほんのりうま塩〉」について、長く長く愛されているロングセラー商品の秘密について、お話を伺ってまいりました!今回お話を聞かせてくださったのは、このお二人です。
左:商品開発部 第二企画室 チョコレート担当 森さん
右:広報室 水野さん

現在、ロッテさんからはさまざまなお菓子が発売されていますが、
最初に発売されたお菓子は何だったんでしょうか?


子供たちに大人気だった風船ガム
「ロッテガム」、「オレンジガム」 「カーボーイガム」
最初のお菓子はチューインガムでした。
今はいろいろなお菓子を製造していますが、設立当時のロッテは、チューインガムを製造する会社だったんです。
ロッテを設立したのはまだ戦後間もない昭和23年、食糧不足で人々が甘いものに飢えていた頃でした。
現在の代表取締役社長・重光武雄は、当時、石鹸などを作る会社を経営していたのですが、甘いものを口にした人々がそれは幸せそうな表情を浮かべるのを見て、「もっとみんなに喜んでもらえるように」と、甘いものを製造する会社を作ることを思い立ったのです。
また、当時日本に進駐してきたアメリカ兵がチューインガムを噛んでいる姿が印象的だったことから、甘いものの中でもガムに着目し、(株)ロッテを設立、チューインガムの製造を始めました。
最初の頃に作っていたのは、風船ガムやマーブルガムといった、駄菓子の小さいガムだったと聞いています。

ロッテさんのほかにも、ガムメーカーはあったんですか?


上:日本初の天然チクル使用のガム「スペアミント」
下・ロッテから発売されていた数々の風船ガム
日本じゅうが甘いものに飢えていた時代だったので、当時、お菓子などの甘いものを作る会社が多く、中でもガムメーカーは、国内だけでも400社ほどあったそうです。
そういった中でロッテは、味だけでなく噛み心地にこだわったガムの開発を進めていきました。
現在、ガムの主原料となっているのは「天然チクル」という中南米産の樹液なのですが、当時日本で製造されていたチューインガムの主原料は酢酸ビニルでした。
チューインガムの本場アメリカでは、当時から「天然チクル」を使用してガムが作られていたのですが、当時の日本では輸入規制のため「天然チクル」を入手することができなかったのです。ロッテでは創業当初から、この「天然チクル」の噛み心地に注目しており、当時輸入規制の対象であった天然チクルの輸入解禁を積極的に国に働きかけていきました。
そして昭和29年に、日本で初めての天然チクルを使用したガム「スペアミント」を発売。
これが人気を呼び、現在も発売されているロングセラー商品、
「グリーンガム」「クールミントガム」へとつながっていきました。

発売当時と今で「グリーンガム」「クールミントガム」は、どういったところが変化しましたか?


発売当時のグリーンガム、クールミント
そしてその他のロングセラーのガムたち
形状や枚数などは、より食べやすいもの、買いやすいお値段を考え、色々と変化を経て今の形になっています。
パッケージも、色味やロゴの入れ方などは結構変えているんですが、緑色で木のグリーンガム、青色でペンギンのクールミントガムといった、根本的なイメージは発売以来一貫して変えていません。
1993年に、現在のようなデザインに大幅に変更したのですが、そのときは早く皆様の間に新しいパッケージが根付くようにということで、かなり大掛かりなキャンペーンを行いました。

どういったキャンペーンを行ったんですか?


すっぽりパッケージで覆われた
ロッテ本社ビル
1993年の6月、パッケージのリニューアルに合わせてグリーンガムとクールミントガムの新パッケージで本社ビルを覆って、街に巨大なガムを出現させたんです。
当時「一番大きな広告」などと言われ、大変な話題になりました。
当時は今と違って周囲に高いビルもあまりなく、ちょうど巨大なガムが二つ並んでるような感じだったんですよ。
「グリーンガム」「クールミントガム」は、発売してからもう45年以上経っているロングセラー商品です。
このキャンペーンを行った当時でも、すでに発売後35年近く経っており、かなり多くのお客様に長い間愛されてきた商品でしたので、あまりイメージを変えすぎてしまっても良くないという考えがありました。
そのため、「木」「ペンギン」という根本的なイメージは変えず、かつ新しさを感じさせる、その一番良いバランスを狙ってパッケージデザインをリニューアルしました。

グリーンガムといえば木、クールミントといえばペンギンと、すっかり定着していますよね。
「クールミント」のペンギンには何か由来があるんですか?


南極観測船「宗谷」に積み込まれるロッテのガム
昭和31年に、ロッテは当時の南極観測隊用に、ビタミンCを配合した栄養補給用のガムを贈呈しました。
この「クールミントガム」とは、風味などは違うのですが、クールミントの冷たさや辛い風味が、南極の澄んだ空気や氷山のイメージに合うということで、南極のイメージが投影されています。
ちなみに、以前はペンギンのほかに氷山と鯨も書かれていたのですが、1993年のリニューアルの際に、現在の月とペンギンをモチーフにしたデザインになりました。
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