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  vol.57: 男前豆腐店(2) 2006.02.14
オピバイヤー「男前豆腐・風に吹かれて豆腐屋ジョニー」
―――どういったいきさつで「男前豆腐」は誕生したのですか?
伊藤

ことのはじまりは2000年。
「自分たちにしか作れない豆腐を作りたい」と思ったのが、最初のきっかけです。

グループ会社である三和豆友食品は、20年位前、スーパーなどが増えてきた時代に立ち上がった会社で、「お豆腐屋さん」というよりも"大量に、安く、安全な"お豆腐を作る「食品工場」といった感じで創業を開始しました。

 
「男前豆腐」はここで作られる。
 

昔は、スーパーで売られているお豆腐は、
地元の豆腐屋さんから納品するというのが定番だったんですが、
豆腐屋さんって基本的に規模が小さいので、同じチェーン店なのに、
地域によって売られている豆腐が変わってしまうということが多かったんですよ。

だけどそれでは、チェーン店なのに店によって品揃えにバラつきが出てしまう。
大量に作って、チェーン全店に同じ規格の豆腐を供給しよう。そういう目的で設立された会社でした。

―――最初に手がけたのはどんな商品だったんですか?
「自分たちはどういう豆腐屋か?」という
問いかけから生まれた「おたまどうふ」
 
伊藤

まず最初につくったのは「おたまどうふ」という商品。今も販売されています。
とりあえず量は600g(笑)。「健康健康言うなら豆腐をたくさん食え!」ってことで開き直って(笑)
600g198円で販売しました。
(※男前豆腐は450g、ジョニーは380g)

おたまですくったからおたまどうふ。
四角くしようと思うと硬く作んなくちゃなんないとか制約が多いし、豆腐に負担がかかるので「丸くて良いだろ、もう」と、桶からおたまですくってそのまま盛り込みました。

それで、この豆腐がみんなの期待に反して(笑)売れたんですよ。
こんなの絶対売れないと言われていたのに。

伊藤

当時のマーケティングのキーワードは「個食化」「高齢化」。
食う量が減っているから多く作ってもダメだ、量の少ないものを売れ、
150g位の豆腐を作れといわれていた時代に、600gで198円の豆腐が売れたんです。

当時から、
「わざわざみんなが狙っている方向を狙ってもウチが豆腐作っている意味がねー」
っていう気持ちがすごくありました。
「ウチは他の豆腐屋さんとはどう違う?ウチにしか作れない豆腐とは?」っていう
問いかけから誕生したのがおたまどうふです。
「三和豆友」はこういう豆腐屋!っていうキャラ立ちをしっかりさせようと思って、男前豆腐をはじめました。

―――新しい豆腐ということで、最初の頃とかは苦労されませんでしたか?
伊藤

もう…スーパーとかに商品を持って営業に行っても、全然理解されないんですよ。

けれど、もともとウチの豆腐がいいと思って買ってくれていたわけじゃなくて、値段の安さだけで比較して買ってくれていただけ。質で理解されないのは、当たり前のことだったんですけどね。

それでも、安さでしか自分たちの豆腐をアピールすることができなかった頃に比べたら、「また変な商品持ってきて!」とか言われても「でも、おいしいじゃないですか!」って勝負できた方がむしろ楽しかったですね。

 
「男前豆腐」の工場に建っているジョニーの石像
その背中には男が惚れる
―――そういった中から、どのようにして今のように広まって言ったんですか?
伊藤

途中からはもう僕らじゃなくてお客さんの力でしたね。
お客さんがスーパーの意見コーナーに「男前豆腐を入れて」って投書してくれたりしたんです。
取引が途絶えて、入荷がなくなったお店にも、
「男前豆腐店」のリピーターだったお客さんが言ってくれたことで、
お店のほうから「もう一度入れたい」となったりしたこともありました。
そういうようなことが何回も積み重なって、定番品になったようなパターンが結構ありますね。

営業力がどうのとかではなくて、あくまで商品の実力で、お客さんの声に支えられて
ここまでこれたのだと思っています。

―――それだけファンをを虜にする、「男前豆腐」のおいしさの秘密は何なのでしょうか?
伊藤

普通の豆腐屋さんと比較すると、とにかく製造にかけている時間が全然違うんですよ。
具体的な製法は企業秘密なので言えないんですが、
通常の3倍くらいの手間と時間がかかっています。
お豆腐作りって言うのは基本的に、大豆を擦る、煮る、絞るっていう三工程しかないんですが、
「男前豆腐」は、この三つの工程にかける時間ややり方が、普通のお豆腐とは全然違う。
「男前豆腐」が旨いのは、「基本」をしっかりおさえているからなんです。
大豆が持っているものをそのまま出すっていう、その部分でおもしろい、おいしいものができない限り、
ペーストを入れたり変わりダネを練りこんだり、そういう小手先のことをやってみてもダメだと思います。

―――原料へのこだわりなどはありますか?
伊藤

今出ているものには、国産大豆をメインに使用しているんですが、最近はカナダ産の大豆で旨いものを作る研究もしています。大豆の値段が安くなれば、もっと値段を安くできるので、企業努力のひとつとして行っています。
ただ、原料のこだわりとかって、あんまり前面に出したくないんですよ。
大豆に限らず、水とかにがりに関しても、こだわりもあるし、良いものを使っているんですが、それよりも根本的な製法の影響力の方が大きい。
いい豆、いいお水、いいにがりを使っていても、おいしくない豆腐も沢山ある。

消費者の人にしてみれば、「いい水」とか「いいにがり」とかって一種の記号みたいなものでわかりやすいとは思うんですが、敢えてそれは言いたくないなと思っています。
「男前豆腐」とか「ジョニー」っていう名前だけでうまけりゃいいじゃんって思ってるんです。

 
ジョニーの原料は北海道の丸大豆、
そして沖縄のにがり。

「男前豆腐」は、直営店(玉川高島屋SC店)、通信販売のほか、
全国のイトーヨーカドー、イオン各店舗などでお買い求めいただけます。

男前豆腐店株式会社

三和豆友食品株式会社

通信販売はこちら(お豆腐/グッズ




vol.57 男前豆腐(3)
 
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