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vol.54: キユーピー(1) 〜80周年、マヨネーズの歴史 前編 2005.11.01

今年で、日本で初めての発売から80周年を迎えるマヨネーズ。
今や、日本のどの家庭冷蔵庫にも大抵一本は入っているおなじみの調味料ですが、
マヨネーズがこうやって日本に定着し、
冷蔵庫のおなじみの顔となるまでには一体どんな苦労があったのでしょうか。

日本で初めてマヨネーズを販売したキユーピー株式会社さんに、
マヨネーズの歴史や秘話、そしてこれからのマヨネーズについてお話を伺ってきました
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今回お話を聞かせてくださったのは、この方々です。
研究所 商品開発センター 調味料グループ  チームリーダー  後藤さん (写真右)
研究所 商品開発センター 調味料グループ  金子さん (写真左)
広報室 吉岡さん

今年、マヨネーズは発売から80周年を迎えたそうですね。
日本で初めてマヨネーズを発売したのはキユーピーさんだそうですが、
マヨネーズを日本で販売することになったきっかけを教えてください。


今年で発売80周年を迎えるキユーピーマヨネーズ
【吉岡】ではまず、マヨネーズの歴史からお話しましょう。そもそも、マヨネーズの発祥は、1750年、イギリスとフランスが植民地を巡って戦争をしていた頃、フランス軍を率いていたリシュリュー公爵が、スペイン、メルノカ島の港町マオンの料理屋にて、肉に添えられたソースのおいしさに魅せられて「マオンソース」としてパリで紹介したのが始まりと言われています。その後アメリカに入ってきて、1900年頃に製品として製造・販売されるようになりました。

【後藤】日本でマヨネーズを販売することになったのは、キユーピーの創始者である中島董一郎が、留学先のアメリカにてマヨネーズと初めて出会い、そのおいしさ・高い栄養価に魅せられ、日本で広めようと思い日本に持ち帰ったのがきっかけです。

【吉岡】当時、中島は農商務省(現・農林水産省)の海外実業練習生として、鮭やカニの缶詰の研究をしに海外へ渡航していました。そして帰国後、「缶詰仲次中島商店」という名前の、缶詰の中次ぎをする会社を設立しました。マヨネーズは魚介類の缶詰とも相性がいい調味料だ、と思ったようです。

キユーピーマヨネーズの生みの親である、
キユーピーの創始者・中島董一郎さん
【後藤】当時の日本人は、今のように体格も良くはなく、肉食文化も進んでいませんでした。アメリカで沢山の欧米人と出会った中島は、「なんで自分たち日本人は小さいのだろうか」と感じ、日本が欧米に追いつき追い越すには、日本人の体力を向上させることが必要だと考えるようになっていったのです。
そして日本に帰国してよい材料を探し、生産のめどをつけ1925年に発売しました。中島がマヨネーズを初めて口にしたのが1915年ですから、その間10年です。

【吉岡】実はキユーピーではマヨネーズの味を日本人の舌に合わせる為に色々な工夫をしています。例えばお酢はマヨネーズを作るために専用のものを用意していますし、キユーピーのマヨネーズは欧米に多い全卵タイプではなく、卵の黄身だけを使用した卵黄タイプです。卵黄タイプは全卵タイプに比べるとコクのあるしっかりとした味です。日本人は卵の中でも特に黄身のコクが大好きなんですよね。

キユーピーマヨネーズといえば、マスコットにキューピー人形がいますが、このキューピー人形も80歳なんですか?


生みの親はローズ・オニールさんというイラストレーター。
愛の神様のキューピッドをモチーフにして作ったキャラクターで、
今も絵本や人形は世界中で親しまれている。
【吉岡】マヨネーズが出た当初からキャラクターとして使っていますので、そういう意味では80歳ですね。でも実は、中島はマヨネーズの発売を考えていた時から、キユーピーマークにしようと大正11年から商標登録しています。当時からすでに、「商品にはブランドをつける」という考えがありましたので、マヨネーズを発売するのにあたってもしっかりブランドマークをつけようと、当時セルロイド人形などのキャラクターとして大変な人気のあったキューピー人形にちなんでこのマークを作ったようです。マヨネーズは舶来品のイメージがありますよね。子供からお年よりまで人気がありましたので、マヨネーズにぴったりだと、このキユーピーマークになりました。
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