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vol.51:日清オイリオ(1)〜ヘルシーリセッタとは 2005.8.23

城島茂さんと山口達也さんのCMでおなじみの、日清オイリオ『ヘルシーリセッタ』。
オピバイヤーにも投稿され、オピネットでも話題になっています。

体にいいらしいけど、どういうところがいいの?開発秘話は?
などなど、いろいろなお話を日清オイリオさんにお聞きしてきました!

今回お話を聞かせてくださったのは
『ヘルシーリセッタ』の商品開発やマーケティングを担当している
家庭用事業部 油脂事業グループ リーダー  石橋さんです。

スーパーの油売場やテレビCMなどで『ヘルシーリセッタ』をよく見かけます。
改めて『ヘルシーリセッタ』はどんな油か教えていただけますか?


脂肪がつきにくい「ヘルシーリセッタ」(左)と
コレステロールを下げる「ヘルシーコレステ」(右)
この商品の特徴を一言で言うと、「特定保健用食品」、つまり"トクホ"の認定を受けた商品だということになります。

通常、食用油を含む一般の食品は医薬品ではないので「体に良い、体に効く」というような積極的な表現をしてはいけないことになっているのですが、例外もありまして、「栄養機能食品」か「特定保健用食品」の二つだけは、効果を表記することができることになっているのです。

「栄養機能食品」は食生活の変化や乱れで不足しがちな栄養を補給・補完するもので、ビタミンEやカルシウムなど、国が定めた特定の栄養成分が規格基準値を満たしていれば、こちらは厚生労働省の認可を受けなくても「栄養機能食品」であることの表記をすることができます。
一方、『ヘルシーリセッタ』が含まれる「特定保健用食品」とは、体に良い特定の成分を加えるなど健康機能を強化した食品の科学的な裏付けが確かなものであると厚生労働省が認め、健康にどのように有効であるかを表示することが許可された食品です。『ヘルシーリセッタ』の場合、許可された表現のうち、実際にメインのキャッチコピーとしてパッケージに表記しているのは、「体に脂肪がつきにくい」です。

栄養機能食品の場合、例えば、「カルシウムは○○○にいい」「ビタミンCは×××にいい」などといった、法令に定められた特定成分の特定された健康機能しか表記できません。特定保健用食品ならば、もちろん科学的な裏づけは必要ですが、「体に脂肪がつきにくい」などといった具体的な健康機能を表記することができます。逆にいえばトクホの許可を得ないと、こういう表現をすることはできないのです。

『ヘルシーリセッタ』は最近話題になっている"トクホ"だったんですね。
ではその『ヘルシーリセッタ』の特徴である「体に脂肪がつきにくい」ということはどういうことでしょうか?

『ヘルシーリセッタ』が「体に脂肪がつきにくい」のは、「中鎖脂肪酸」という成分が含まれているからです。
この「中鎖脂肪酸」には「体に入ると分解されやすい・エネルギーになりやすい」という面白い働きがあるんです。

普通の油の場合ですと、小腸から吸収された後、リンパ管を経由して静脈に入り、いろんな組織に運ばれ、余ったものが脂肪となってたまります。
ところが中鎖脂肪酸の場合は門脈という静脈を通った後、肝臓ですぐに分解されやすい。つまりエネルギーになりやすいんです。

中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の代謝経路の違い(日清オイリオウエブサイトより)
ですから、同じ量の油を摂ったとしても、中鎖脂肪酸を含んだ油であればその分、体に脂肪がつきにくくなるんです。

こういう働きがあるので「中鎖脂肪酸」は以前から手術後の流動食や治療食にエネルギー補給を目的として使われています。
脂質は糖質・糖分と同じように3大栄養素の一つですから必ず摂取しなければならないのですが、一方摂り過ぎると脂肪になってしまうので注意しなくてはなりません。

さらに面白いことに、この中鎖脂肪酸はココナッツやパームやしなどに含まれるものなのですが、実は母乳の中にも含まれている成分なのです。
これは推測なのですが、赤ちゃんの体温は成人より高めですよね。高めの体温を維持していくためには、エネルギー源になるものが必要です。
なるべくエネルギーになりやすい中鎖脂肪酸がふさわしかったのかもしれません。人体の神秘ですね。
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