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vol.43:カルピス(3) 2005.4.19

カルピスとカルピス社の生い立ちについて教えて下さい。

三島海雲
創業者・三島海雲氏
1905年当時。28歳の写真
【上山】
創業者は、三島海雲という人物です。
彼が若き日にモンゴルを尋ねた時に、遊牧民から、乳を発酵させた酸乳(すっぱい乳)をもらって飲んだところとても体調がよくなったそうです。
カルピス・現在
現在発売されている「カルピス」
おなじみの水玉のパッケージ
【上山】三島は、日本で牛乳から乳クリームやキャラメルなどを製造する事業を興し、当時ヨーグルトブームであった日本でも似たようなものを造りたいと考えました。
最初は、キャラメルなどと同じようにクリーム分から製造することを考えていましたが、原材料から生成されるクリーム分は僅かであったため、
製造過程で余る脱脂乳を活用しようということで誕生したのがカルピスです。

カルピスの起源は、海を挟んだ大陸のモンゴルにあったのですね。それではカルピスという名前の由来を教えてください。

青い包装紙のカルピス
戦前のカルピス
青い包装紙に包まれていた
【上山】
まず、"カル"はカルシウムの"カル"です。
三島は国民の健康を願って、発売当時の「カルピス」にカルシウムを入れていました。
"ピス"については、サンスクリット語で最高に美味しいということを表す

『サルピルマンダ』の"ピル"をとり、『カルピル』にしようと考えていたのですが、『カルピル』だと、ちょっと音が悪いので2番目に美味しいという意味の『サルピス』の"ピス"をとって"カルピス"と名付けられました。
このようなサンスクリット語が使われているのは、創業者の三島が仏門の出身であったためです。

他にも、昔のエピソードはありますか?

発売当時のカルピス
発売当時のカルピス水玉の包装紙ではなく、
ビーナスの箱に入っている。
【上山】
「初恋の味」というカルピスのキャッチフレーズは大正11年から変わっていません。甘酸っぱいカルピスの味にはピッタリだということですね。

また、おなじみの水玉の包装紙についてですが、カルピスの発売日が7月7日の七夕であったことにちなんで、天の川のイメージをデザインしたものとなっております。あまり知られていないのですが、戦前は今の包装紙の色使いとは逆で青地に白の水玉模様だったんですよ。

昔の包装紙もなかなか味わいがあるんですが、発売当時(1919年)には包装紙に包まれていなくて、ミロのビーナスの絵が描かれた箱に入っていました。

歴史を感じますね。ミロのビーナスの箱に入っていたとは、驚きました。

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