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vol.29:ダスキン(1)【スポンジ】 〜開発 2004.9.21

今回はオピバイヤーで人気の「台所用スポンジ」を販売している株式会社ダスキンにやってきました。
使いやすい掃除グッズの秘密、気になる家事代行サービスなど、6名の方々に担当分野についてお伺いしました。

第1回・第2回 【スポンジ】暮らしの快適化生活研究所 主任 守屋さん(写真)
クリーンサービス事業本部 商品開発部 フィルター&ケミカル商品室 国見さん
第3回・第4回 【モップ】開発研究所 商品研究開発部  モップ商品開発室 室長 角南さん
第5回・第6回 【サービス】ケアサービス事業本部 企画部  広告企画室 主任 田中さん
【広報】広報・広告部 広報室 室長 前田さん
広報・広告部 広報室 中尾さん

スポンジ開発者 守屋さん

こんにちは、まずはオピバイヤーでも話題になっている「台所用スポンジ」についてお伺いします。

ダスキン 台所用スポンジ
台所用スポンジ
【国見】この台所用スポンジは年間1000万個売れ、発売した昭和57年から累計で1億2000万個売れている大ヒット商品です。

すごいですね。国民全員に行き渡りますね。開発は約20年前ということになりますが、どのような経緯で開発されたのでしょうか?

【守屋】 私が開発を担当したんですよ。元々は洗剤の開発をすすめていたのですが、その洗剤に合わせたスポンジとして開発を始めました。
厚生省は「つけ置き洗い(洗剤を溶かした水に食器をつけてから洗う)」を指導していますが、ちょうどこの頃、食器洗いの方法が変化していてスポンジに洗剤をつけて食器を洗う方法が一般に流行ってきた頃でした。
それまでの「つけ置き洗い」ではスポンジの泡立ちは関係ありませんでしたが、洗い方の変化によってスポンジに"泡立ち"も求められるようになってきていました。
当時開発をするために色々とスポンジ市場を調べていたのですが、洗いやすさを深く考えて作られたスポンジはありませんでした。
そこで自分の経験や知見から既存のスポンジの"泡立ち"と"泡切れ"の悪さを解消するスポンジを開発しようと思いました。

“泡立ち”や“泡切れ”のほかに注意して開発したことはありますか?

スポンジを変えなくても、コップの中を洗える。
【守屋】“衛生的”であるように注意しました。スポンジは水と一緒に使うので、カビが生えたり腐ってしまうことがあります。今ではスポンジに抗菌剤が入っていますが、当時は入っていませんでしたから、 特に衛生的であるように注意しました。
衛生的であるためには"泡立ち"と"泡切れ"がよくさっと食器の汚れを流せることや、"水切れ"がよく、乾きやすいことが大事なのでその部分に力を入れました。
また、形や使い勝手にもこだわりました。当時のスポンジは正方形に近い形が主流で、私はお気に入りの長いタンブラーグラスを洗うときに、専用のブラシを使わなくてはなりませんでした。
洗う食器によってスポンジやブラシを替えるのは面倒なので、1つでなんでも使えるようにと出来上がったのが、この長方形のサイズです。他にも握りやすさ、色使いなども考慮しました。
3層構造のスポンジ
3層構造のスポンジ
上から1層、2層、3層
【守屋】色々テストをした結果、
1層目に泡立ちに適した気泡が均一に並んでいるスポンジ素材、
2層目に洗剤をキャッチするスポンジ素材、
3層目にこすり洗いができる粗めの研磨剤入り不織布素材を
組み合わせた3層のスポンジになりました。

この形状は泡切れ、泡立ち、水切れ、洗うときの弾力、大きさ、
形、すべてに優れた形状だと思います。
20年前に開発されてから改良されたのは抗菌成分を加えたことくらいで
ほとんど仕様が変わっていません。
私が思うに、このスポンジが売れた理由は、材質が良かったことと、
手ににぎりやすく、どんなものにも使いやすいサイズ(形)だったことだと思います。
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