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vol.15:ハウス食品(2) 2004.03.04
オピモニ「カレーパートナー」
オピバイヤー
「黒豆ココア」
「ウコンを贅沢に使った舞茸のビーフカレー」
 
―カレーにもトレンドがあるんですね。
  ちなみに今のトレンドはどのようなものですか?

最近のカレーのトレンドは“ 煮込んだような味のカレー”ですね。

この『こくまろカレー』は96年に発売したのですが、
このカレーを開発する時、 調査でお客さまに
「どういうカレーが食べたいですか?」と伺いました。
その調査をまとめると
「じっくりと煮込んだ感じのカレー、
 コクがあってまろやかなカレーが食べたい」
という結論になったのです。

こくまろカレー(中辛)
こくまろカレー(中辛)

そこでその結果を製品化したものが『こくまろカレー』です。
味が伝わりやすいようにネーミングも製品特長をわかりやすく表現しました。
今ではカレーの中でバーモントカレーに次ぐヒット商品になっています。
―そうですか。
  バーモントカレーに、こくまろ・・・今カレーだけで何種類あるんですか?
7種類です。
マイルドな『バーモントカレー』、煮込んだ感じの『こくまろカレー』、スパイシーな『ジャワカレー』、
『インドカレー』、高級ブランドの『ザ カリー』、フレークタイプの『香味焙煎』
2月16日に発売された新製品の『欧風ビーフカレー』です。
こちらも飴色になるまでじっくり炒めたたまねぎを入れて煮込んだ感じのカレーです。
辛味順位表
どのパッケージにも各商品の辛味ランクが載っている。
製品の裏に辛味をランク付けした目安を
載せていますので
そちらを参考にカレーをお選びください。

とはいっても皆さんカレーをご自宅でよく作られていますから
それぞれ“自分の好きな味”というものがあると思います。
「こくまろの中辛にバーモントカレーをちょっと入れるのが我が家流」などですね。
ですのでハウス食品がメーカーとしてこれが一番です!とオススメするのではなく
味はもちろん
値段も高いものからお手頃なものまで、
サイズも大きいものから小さいものまで色々取り揃えておりますので
あとはご家庭の好みやお子さんの年齢、家族構成に合わせて
お好きなものを選んで頂ければと考えております。

ちなみに中に入れる具にはご家庭の好みもあるのですが、
ハウス食品で調査をしたところ、地域によって若干の傾向が出ているのですよ。
関東では豚肉を使うご家庭が多くて、
九州は水炊きなどの郷土料理に代表されるように鶏肉を使うことが多くて
関西はビーフ、北海道はシーフードの比率が少し高いです。
みなさん使いなれた地元の食材を上手に使っていらっしゃるんですね。

当社の提案としても、地元で採れるものや旬の野菜を使っていただければと思っています。
旬の野菜って一番栄養値も高いですよね。
例えば春だったらアスパラ、夏でしたらピーマンや茄子といった夏野菜を入れたカレーをおすすめしています。

あとはご家庭でお好きなものを好みでプラスして頂くのも一案です。
例えば酸味をプラスするのにヨーグルトを、コクを出すためにバターを、
最後に隠し味としてお醤油を入れるというようなことです。
こういったことはご家庭の味として自由にプラスしてくださいというスタンスです。
ルウはこれで完成品として発売していますが、あくまでもカレーの素ですから
ご家庭で作っていただく方がプラスする部分を残しておきたいと思っております。
ですから具のバラエティと共にそれ(隠し味)も
そのご家庭ならではのオリジナルでよいと思っています。

―カレーというとルーカレーだけでなく
  レトルトカレーもありますよね。
  どういった住み分けをしているのでしょうか。
レトルトカレーは『ククレカレー』の他に、
『こくまろカレー』と『カレーマルシェ』、『カリー屋カレー』
花王さんのクッキングオイル"エコナ"を使っている『カリー吟味』、
お子様向けの『りんごとはちみつのカレー』です。
また、新製品に『カリーペパーリッチ』や
『テイスティアジアンカレー』があります。
ククレカレーカリー屋カレーCurryMarche
ククレカレー・カリー屋カレー・CurryMarche


レトルトには具材が入っているということがルウカレーとの決定的な違いです。
召し上がり方としては
何人かでカレーを召し上がるとき、又時間の余裕がある時ははルウカレーがいいかなと思います。
でも一人分だとカレールウから作るのはどうしても難しいし、手間ですよね。
ですから忙しいお母さんの昼食や、お子さんが塾に行く前の食事、
ご家庭で簡単に食事を済ませたいとき、
あとは毎日自炊をしてはいない単身の方がご家庭でカレーを食べたい時などには
レトルトカレーが手軽でいいと思います。

欧風スパイシーカレー CURRY PEPPERICH(大辛)
欧風スパイシーカレー
CURRY PEPPERICH
(大辛)
他にレトルトカレーのメリットとしては冒険ができることがあります。
メーカー側からもお客さま側からも。
例えばルウカレーであれば、新しい材料や調味料をプラスして冒険しても
もし口に合わなかったら一鍋分余ってしまいますよね。
でもレトルトカレーだったら
「新しい味もちょっと食べてみようかな、辛そうなカレーだけど食べてみようかな」
と思っていただきやすいと思います。
私たちはレトルトカレーを"一食完結型"と言っているのですが、
1食分ですからこれで試してみて 気に入ればまた買えばいいし、
ルウで同じように作ってみるということもできると思います。
―ちなみにオピモニで取りあげさせていただいたカレーパートナーはどういった位置付けでしょうか。
カレーパートナー「イエローライス」「ホットガラムマサラ」「ミルクラッシー」
オピモニで紹介した
カレーパートナーの3種類
みなさん既にカレーには工夫されていますので
当社では飲み物やライスの方に簡単にプラスできるものを
商品として発売しました。
いつもの夕食のカレーではなくて、
例えば子供の友達がきた時などに
ちょっとしたおもてなしができるような提案を
していったらどうだろうと考えたんです。
これはカレーライスそのものだけではなく、
カレーまわりのもの、
例えばライス、作るときの煮込み、飲み物、辛さを増すスパイスなど
も合わせて提案していこうという考えで発売したものです。
―カレーって人それぞれこだわりが強いですよね。

「自分が子供のころにお母さんに作ってもらったカレーが一番」という方が多いようです。
カレーはお子さんの成長に従って、ハウスの製品ですと
最初は『バーモントカレー』の"キッズ"、 それが"甘口"になって
小学校くらいで"中辛"、さらに子供の年齢が上がっていくと
お母さんたちが食べていた『こくまろ』や『ジャワ』などを食べていただくというように移行していくのですが、
不思議なことにそうして育った方が お父さん・お母さんになって
お子さんができるとやっぱり元に戻って同じ流れをたどる方が多いようです。


辛さによってブランドのスイッチというのはあっても
メーカーのスイッチは意外に少ないものなんです。
「やっぱりうちはハウスのカレーだよ」という方は
その方のお母さんが作ったカレーがハウスのもので
自分がずっと食べていたからということが非常に多いのです。

そういう意味ではとても保守的であるともいえるのですが、
メーカー側から見ると、一度気に入って召し上がっていただければ
継続的に買っていただける可能性が高いですね。
一般的にスナックはそのときで完結するものが非常に多いので
移り変わりも激しいですし、
そういう意味では(カレーの買われ方は)スナックとは違いますね。

 
 
 
一番好きなカレーというのは人それぞれ違うものですよね。
それはやっぱり家庭の味なのでしょう。
さて次回はカレー以外の製品についてお届けします。


Vol.15 ハウス食品(3)