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vol.14:はなやま玩具(1)

2004.02.17
オピバイヤー「キャストパズル」
みなさんはこの「キャストパズル」を見たり試したりしたことはありませんか?
今回はこのキャストパズルを始めとして
誰でも「あ、遊んだことある!」というゲームを作っている
『はなやま玩具』さんにお邪魔してきました。
お話を伺ったのは企画室室長 大竹智也さんです。

キャストスター
 
―こんにちは、今日はよろしくお願いします。
 突然なんですが、オピバイヤーで投稿された『キャストニューズ』を私も買ったんです。
 でもどうしても解けないんです〜。解き方教えてください!
ははは、こんにちは。
『キャストニューズ』ですね。
解いちゃっていいですか?
―もう自分では無理です。お願いします。
キャストニューズ
難易度6の
キャストニューズ

あっという間に・・・
キャストニューズ
解けた!
―おお、すごい!
 でもこれ・・・絶対自分じゃ解けないと思います。
『キャストパズルシリーズ』は難易度を
6段階にランキング付けしているんですよ。
この『キャストニューズ』は昨年5月に発売したのですが
実は当時、
僕らもこのパズルだけは難易度をつけられなかったんです。
ですから発売したときに難易度の表示を"?"にして
商品の箱の中に投票ハガキを入れて
遊んだ感想を送り返してもらいました。
その結果、一番難易度の高い「6」になったんです。

今、難易度1から難易度6まで
易しい やや易しい 普通 やや難しい 難しい かなり難しい
というランクにしています。
キャストパズル一覧(1ページ) キャストパズル一覧(2ページ)
クリックするとそれぞれ大きな画像が見られます。

"難易度6"は僕らの中でも聖域なので
商品をなかなか"6"にはしません。
お客さんの厳しい目に耐えられるように
泣く泣く商品のランクを下げたりしているんですよ。
キャストチェーン
難易度6のキャストチェーン

でも実はランクが高いほうがよく売れるんです。
お客さんは難しいものを欲しいって買っていかれるんです。

(ランク付け、パッケージの変更以外に)
これもまたキャストパズルが売れるきっかけになったんですが
「遊んでください」って売場にサンプルを出してもらっています。
大体"難易度3"くらいのものを出していて
お客さんに解ける楽しさを売場で味わってもらうんです。
そこで
「これは解けたから、今度はもっと難しいものに挑戦してみよう」
って思っていただくんですが
いきなり"難易度6"を買っちゃう人もいるんです。
一番売れているのはコレ、難易度6のキャストチェーンです。

難易度が低いものは
お孫さんやお子さんにお土産として買っていったり
難易度が上のパズルからコレクションしていって
易しいものまで降りてくるという感じですね。
―どんな方がキャストパズルを買っていくんですか?
大体キャストパズルで遊ばれる方って
お医者さん関係の方や学校の先生など
どちらかといえばお堅い職業の方が多いですね。
おもしろいところでは、奇術師、マジシャンといった方もいます。
年代で言うと
30代に一番売れていて、次に売れているのが40代と20代、
その次に売れているのが50代、そして10代の方です。
小さなお子さんというよりも総じて高齢の方ですね。
 
難易度4のキャストレフ
3月発売予定
キャストレフ

というのもパッケージを見ていただければわかると思うんですが、
僕らは『キャストパズル』のパッケージを
大人向け、子供にこびないデザインにしているんです。
こうした(大人向けの)パッケージにしたのは5年前の1999年です。
それから売上が毎年倍増していきました。
その前までは年間7万個位で売上が推移していたのですが
その翌年には20万個、その次の年は50万個、100万個ときて
去年あたりは120万個まで成長してきました。
今年もそれを超える勢いで動いています。
うちとしてはそんなにブームにならずに
今くらいの売れ方でずっと続いてくれればなと思っています。
―確かに黒地に金文字って渋いですね。
 このようなデザインを変えようと思ったきっかけは何ですか。

以前はパズルの難易度を
初級・中級・上級の3種類にわけていたんですよ。
それをもう少し細かく刻みたかったんです。
それに伴ってパッケージを変えるということが必要で、
だったらデザインも変えようということになりました。
難しいほど☆印の数が多いという
表記をしていた時代もあったのですが
今では難易度を6段階にしてサイコロ目の表記にしています。

このように(パズルに)難易度のランク付けするっていうのと
パッケージを大人向けにするということがうまくかみ合ったのか
結果として見ればその時期に売上がぼんと伸びました。

―やっぱりパッケージって大事なんですね。

そうですね。
うちの会社というのは
ゲーム会社と印刷会社がくっついているんです。
そういうこともあって
パッケージのデザインや印刷で実験的なことを試せるんですよ。
うちではダイヤモンドゲームとか同じ商品を
ずっと変わらず売ってきているのですが、
マンネリ化させないよう何年かに一度箱を変えて
お客さまに新鮮味を感じていただくということをしています。

最近はこれ(キャストパズル)がうまくいきましたので
それからうちの会社は大分「大人向け」ということを意識するようになりました。
子供だけが遊ぶゲーム・おもちゃとは違って
若者から大人が子供と一緒にファミリーゲームとして遊べる、
友達と遊べるというのをターゲットに考えて商品開発をしています。

キャストチェーン(上段)と木製ゲーム(下段)
キャストパズルシリーズ(上段)と、
タングラムなどの木製ゲーム(下段)

解くのも難しいパズルならば作るのはもっと難しいのでは?
ということで次回は「パズルの開発」についてお届けします。


Vol.14 はなやま玩具(2)