みんな知ってるおなじみのあの商品、はたまた今話題のあの商品、
オピネットで話題になった商品などなど、注目の企業にオピネットが突撃インタビュー!
>>オピ研 バックナンバー

vol.11:永谷園(3)〜2004.1.13

先ほど(第2回参照)永谷園は『お茶づけ海苔』から始まったとお聞きしました。
今度は『お茶づけ』以外の商品について教えてください。

松茸の味お吸い物
松茸の味お吸い物
はい。永谷園という会社は『お茶づけ』で始まりましたよね。
当時社長が高速充填機、商品を包装できるような機械や設備を揃えたんです。そこでせっかく揃えた設備をもっと使えるような商品はないかと考えました。
お茶づけは「ドライ(乾燥)・グロサリー」と呼ばれる商品です。同じようなものがないかな?と考えたのが「ふりかけ」や「松茸の味お吸い物」だったんですよ。
こうして永谷園は当初"ドライ"の商品で展開していきました。
次第に色々な分野の商品をやりたいという考えに変わっていき、"ウェット"の商品を扱うことにしました。それが1977年の『すし太郎』です。この『すし太郎』が非常に好調で"ウェット"の商品もどんどんやっていこうということになりました。

『すし太郎』の成功がウェット商品進出のきっかけだったんですね。
ところでウェットの商品を発売するときなぜ"お寿司"を選んだんですか?

すし太郎
すし太郎2人前
たまたま当時新聞に子どもの好きな食べ物のランキングが載っていたんです。当然ハンバーグやカレーが1位かと思ったんですがお寿司が1位でびっくりしたんです。お寿司には生寿司もあればちらし寿司もありますが、ちらし寿司って外食店舗で食べるのではなく家でみんなで食べることが多いですよね。うちの商品の主たるコンセプトはお子様からお年を召した方まで食べられる「ファミリーユース」ということなんです。そうしたことと、"お寿司"が永谷園のイメージに合うだろうということで"お寿司"に決めたんです。
こうして『すし太郎』から始まったたウェットの商品は、その後『中華』も展開するようになりました。ちょうど当時、麻婆豆腐など中華のおかずが食卓に浸透してきた頃です。そんな時、うちには“ブラブラ社員”という制度がありました。1年間会社に来なくてもよくて、日本だけではなく海外でもおいしそうなものがあったら食べに行ったり、買ってきたり、要は自由に食べ歩けるんです。当然お金は会社が持ちます。

すごい。

1978年から79年にかけて1人任命されて終わってしまったんですけれども。彼が1年間ずっといろんなものを食べに行って出来たのが『麻婆春雨』です。この商品がきっかけになって本格的に中華に参入するようになりました。
ちなみに『麻婆春雨』というメニューは(本場の)中華料理には無いらしいんです。実際に市民権を得たのは永谷園のこの商品が始めてじゃないかと思います。

今でも開発の担当者は話題の食べ物があればすぐに食べに行きます。また、お客さまが商品を買うスーパーやデパートは一番勉強ができるところであり、アイデアがあるところですのでよく出かけます。開発の人間はほとんど机にいないんですよ。

開発の方は常に情報収集をして商品に生かしているんですね。そんな色々な商品についてお聞きしたいと思います。
常々疑問に思っていたのですが…味噌汁で『あさげ・ゆうげ・ひるげ』ってありますよね。
あの違いは何ですか?

あさげ
あさげ (生みそタイプ)
あれは名前のように「朝食べる」「昼食べる」「夜食べる」というものではないんです。『あさげ』はあわせみそ、『ひるげ』は赤だし、『ゆうげ』は白味噌で出来ています。
だから『ひるげ』はどちらかというと関東より名古屋周辺で売れています。逆に『ゆうげ』はちょっと甘い白みそなので普段白みその味噌汁を飲まれている方々に人気があるようです。『あさげ』はあわせ味噌なのであまり偏りなく全国で売れています。このように味噌に違いがあるのですが最初の商品が『あさげ』だったので2つめ3つ目が『ひるげ』『ゆうげ』になったんです。

ドライの商品、ふりかけについても教えてください。
『おとなのふりかけ』と『さまさまシリーズ』は何が違うんですか。

おとなのふりかけ
おとなのふりかけ  本かつお 
どちらも高級感のあるふりかけに仕上げたんですが、『おとなのふりかけ』は特に"海苔"にこだわっているんです。普通の焼き海苔ではなくて生海苔を使っています。
逆に『さまさまシリーズ』は"素材"重視なんです。素材の味を生かしたふりかけを作りたいということで開発しました。ですから磯の香り、生海苔の風味を味わいたい方は『おとなのふりかけ』鮭やカツオといった素材を味わいたい方は『さまさまシリーズ』がおすすめです。

今度オピモニで新発売の『煮込みラーメン』を取りあげさせていただこうと思っているんですが
こちらはどんな商品ですか?(取材は掲載前でした)

煮込みラーメン
煮込みラーメンしょうゆ味
『煮込みラーメン』は非常に売れ行きがいい商品です。
実は平成5年にこの『煮込みラーメン』を発売していたんです。当時もけっこう売れていたんですが、一年中発売していたら
暑い時期には売れなくてお店での取り扱いが縮小してしまったんです。1人前を発売したり、アルミ鍋付きを発売したりしたんですが結局、終売にしました。
ですが、寒い時期になるとお客様からお問い合わせをよくいただくのでやり方、売り方によってはまだいける商品なのではないかと判断して今年、4年ぶりに秋冬限定で発売することにしました。今回はよりのびにくい麺を採用するなど、より改良を加えた自信ある商品です!ぜひ召し上がってくださいね!

『あさげ』シリーズの違いに驚きつつ、永谷園の商品について詳しくなりました。
この冬は再発売された『煮込みラーメン』も要チェックです。

>>オピ研 バックナンバー
ホームへ | 企業インタビュー | イラストエッセイ| アンケート
このウエブサイトは(株)マーケティング・コミュニケーションズにより運営されています。
Copyright(c)2003-2017 Marketing Communications, Ltd. all rights reserved