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vol.11:永谷園(1)〜2004.1.6

お湯を注ぐだけでおいしいお茶づけが食べられる『お茶づけ海苔』はもちろん、『すし太郎』や『麻婆春雨』、みそ汁の『あさげ』などなど…「知ってる!おいしいよね!」という商品が盛りだくさんの永谷園さんにお邪魔してきました。
お話を伺ったのは広報室 小川さんです。

こんにちは。今日はよろしくお願いします。
まずはオピモニでも取りあげさせていただいた『野菜たっぷりコンソメでお茶づけ風』についてお聞きします。
変わったコンセプトのお茶づけだと思うのですが、どういった商品でしょうか。

小川さん
広報室 小川さん
はい、コンソメ茶づけについてですね。これは"女性をターゲットにしたお茶づけ"なんです。 元々お茶づけって他の食品と比べると、 お子様からお年を召した方まで召し上がる方が平均していて食べる時期も1年間を通してそんなに差がないんです。
でもそんな中でよく調べてみると若干、若い女性が弱いという状況があったんです。
そこで社内の20代〜30代の女性が担当して、自分達と同じ層を広げようということになりました。

その担当者が自分の食生活を考えたところ、若い女性は野菜を多く取りたいと考えているということで野菜とお茶づけを組み合わせてみることにしました。そうしてできあがったのが『野菜たっぷりコンソメでお茶づけ風』です。

なるほど。 それにしても"コンソメ"と"お茶づけ"って新しい組み合わせですね。

たまご
たまご
女性3人のチームが開発を担当したんですが、永谷園のレギュラー商品に使用している抹茶などのお茶ベースや、だしではこんぶ、かつお…とありとあらゆるスープベースを試しました。そのなかで"コンソメ"がぴったり来たんだそうです。

そんな斬新な"コンソメ茶づけ"なんですが
オピモニのコメントにもあるようにあんまりコンソメっぽくないですよね。

確かに「コンソメっぽくない」というお客さまの声があり、また我々も試しているうちに「コンソメが弱い」ということで実はもう少しコンソメを強化したものに改良して、2004年から展開していきます。

もう既に商品は改良されていたんですね!
ちなみにコンソメが強くなって新しくなる"コンソメ茶づけ"は名前やパッケージも変わったりするんですか?

わかめ
わかめ
変わらないです。原材料が変わらない程度に改良することができましたので。商品は自然切り替えになるんですけど、はやくて1月ですね。

永谷園って商品を出して終わりじゃないんです。いつまでたってもみんな味に満足しないんですよ。作っているときは集中して周りが見えなくなることもあるじゃないですか。「これはどこにも負けない」と思って店頭にだしてもあらためて確認した時、もっとこうしたい、こうしたらもっとおいしくなると考え始めます。
だから、発売しててすぐに「もっとおいしく変えよう!改良改良!」となることが多いですね。
これ(コンソメ茶づけ)もその1つです。

発売してみて評判はいかがでしたか?

これは好評でしたよね。特に女性に好評なんです。
もしかしたら男性にはもの足りないという方もいらっしゃるかもしれないです。
「やっぱりこっち(基本のお茶づけ)のどっしりしたほうがいいんだ」という方もいらっしゃいますし。
もちろん男性でもコンソメの方がいいという方もいらっしゃいます。
さらに「私はこう食べています」っていうご意見を寄せてくださる方もいます。
この中にも(オピモニのページを見て)ありましたよね。
「雑炊にして食べてます」とかそういうご提案もいただきます。
そういうご提案をいただく時はけっこう好評なんですよね。
だから立ちあがりとしてはいいと思っています。

わかめとチキン、たまごという3種類はどのように決まったんですか。

チキン
チキン
わかめ・チキン・たまごのメインとなる具はもちろんですが、
中に入っている具、これはほうれん草、キャベツ、ごぼう、ねぎが合わさっていますけど、他にも色んなものを試しました。女性が好きな緑黄野菜やオクラとかも試したそうです。
ただこれはお茶づけの範疇なのでお湯を注いですぐ食べられるように戻せるという加工適性を考慮しました。
その上で女性が好む野菜、メニューについて考えたり朝食べていただくということを視野に入れたりして健康感のあるものを選びました。
わかめやたまごが健康的であることはもちろんですが、チキンは肉系統の中で女性がお好みになるような脂身の少ないものということで決めました。このように「女性の目から」ということで開発者は具を選んだんですよ。

『野菜たっぷりコンソメでお茶づけ風』というネーミングについてお聞きします。
長くておもしろいですね。

実は一番苦労したのがネーミングとパッケージだったんですよ。
「鮭茶づけ」とか「○○茶づけ」と言ってしまえば一番わかりやすいんでしょうけど「野菜たっぷり」というのも非常にめずらしいし、「コンソメベースというのも非常に強調したかったそうです。さらに「スープご飯じゃない、お茶づけとして食べて欲しい」ということを伝えたかったので全部名前に入れました。

本当に全部入っていますよね。ところでスープご飯とお茶づけの違いって何ですか?

そうなんです、そこなんです。『ラーメン茶漬け』っていう商品があるんです。でもあれって決して"お茶"づけじゃないですよね。
むしろラーメンスープご飯のほうが一番ぴったりくると思うんです。でもそれじゃおいしさが伝わってこないと思うんです。

※ラーメン茶漬け…ラーメンスープを応用したお茶づけ。2001年9月発売。

お茶づけのほうがおいしそうに感じます。
それに"お茶づけ"と聞くとほっとするような、家庭的な感じもしますよね。

小川さん
そういう感じがしたんですよ。それに「スープごはん」ってどうしても説明的ですよね。決してお茶づけではないかもしれないですけど汁とご飯でたべるんだな、というイメージが「お茶づけ」にはありますよね。そういったことが"お茶づけ"という
ひとつの単語だけで表現できると思ったんです。
また、"お茶づけ"という言葉ってだいぶ浸透していると思うんです。そこでお茶づけというネーミングは外すべきではないと。
ただ、その女性担当者からすれば「お茶づけ」としてしまうのは忍びないかな、というのと「なんとか風」って流行っていて女性っぽいかな、ということで『野菜たっぷりコンソメでお茶づけ風』に決めたそうです。
それからパッケージなんですが女性をターゲットにということでうちの他の商品では考えられないような字体や蛍光色の色使いをしています。
また、このパッケージ写真のスープボウルは開発担当者がコンセプトに合うスープボウルを探して見つけたものなんです。
このようにコンソメ茶づけは味や野菜、パッケージやネーミングなど、「好きなようにやりなさい」と20代女性の担当者が全権を任されてできた商品なんですよ。

新しいお茶づけはこんな風に開発されたんですね。次回は永谷園のお茶づけについてお届けします。

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