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vol.02:パイロットのこだわり〜後編(2)〜 2003.9.1

パイロットはデザインがかっこいいですよね。
これ(REXGRIP)なんてシャープなイメージでかっこいいと思います。

【雨水】REX GRIPはまさしくそういうイメージで作られてますね。そういっていただけるとデザイナーが喜ぶと思います。

色が好きなのと値段が安いので買いました。やっぱり評判いいですか?

【雨水】おかげさまでREX GRIPはよく売れている商品です。デザイン的にも先進的なイメージです。
【田中】これは去年発売したばかりです。

他の筆記用具会社とくらべてパイロットはこう、という方針などはありますか?

【田中】いっぱいありますよ。まず書きやすさ。道具ですから機能重視の一言につきます。+αを追及するあまり基本的な機能が邪魔されるようでしたら発売できない、発売を我慢するくらいの気持ちで書き味を追及しています。せっかく開発しても+αを実現することによって書き味を損ねてしまうようなものは発売したくありませんね。
【雨水】目新しさよりもスタンダード、実用的なところが大事です。
【田中】見かけがかわいいというだけで使われるものではなく、スタンダードに定着するものですね。今年売れました、来年忘れられました、というものではなくスタンダードに売れていく商品を大事にしています。
筆記具の機能は1.ペン先 2.インク 3.にぎり、大別するとこの3つになると思います。もともと筆記具はそれくらいしかないんですけど。その3つのバランスが大切ですね。
かわいらしいとかステキだとかはその次の問題になってきます。もちろん身近なペンですから+αがおろそかになってもいけないんですが基本的な機能がまず先ですね。
【雨水】基本的な機能を重視した上で最後にそういう+αです。もしかすると最近は+αの部分がメインになってきているかもしれないんですけど。いいなあ、と思って書いてみたら書き味が悪いというのではなくて当然書き味・機能もいいよ、というのを目指して作っています。
【田中】機能美の方ですね。

そういった意味でマルチボールにしても裏抜けしてしまう点を改良したわけですね。
スタンダードなところを押さえなければいけないということで。

【田中】絶対ですね。それをクリアーできないものはペンとして実用的ではないですから。
【雨水】毎日私たちも字を書いてます。その中で普段使う人がどういう感覚を持つかというのは常に意識しています。
【田中】あと当社の特徴は同じボールペンでも下は0.3ミリ〜1.7ミリまでペンによって7種類か8種類のボール径をそろえているんですよ。 中間のボール径が売れるのは当然なんですが、よりユーザーさんのお好みに合ったものをということで細いものから太いものまで揃えるのがこだわりです。
商品の種類を多色展開で増やす方法もあるんですがそれ以上にボール径、つまり太さにこだわっています。
スタンダードなボールペンだと0.5ミリ、0.7ミリ、1.0ミリ、その周辺くらいしかないんですけどこのREX GRIPの場合は5種類の太さを揃えています。これがひとつのこだわりです。

使っている方は太さの違いになかなか気づかないと思うんですが
実は使いやすい太さというのがあるんでしょうね。

【雨水】そうですね。例えばお年寄りだと筆圧がかけられない方が多いと思います。
そういう方はインクの出が多い1.5ミリとか1.2ミリだとかを選ばれるとインクがたくさん出ますので力を入れずにスイスイっと書けます。宛名書き、メモ書きとか用途で選ばれてもいいと思います。あとは使われる方の好みで選ばれるといいですね。

先日文房具屋さんに行ったんですけど小学生の女の子が友達同士ですごく真剣に
においつきのDr.Gripシャープペンシルを選んでたんですよ。人によって筆記用具ってとてもこだわりますよね。

【田中】そうですね、忘れたくないですね。その気持ち。
【雨水】学生さんは商品一つ買うにしてもお小遣いの中から買ったりするので非常に厳しい消費者であることは間違いないですね。
インクひとつにしてもさかさまにしてどれが一番入っているか調べて買っている方もいますね。大事に買ってますね。

子供からお年寄りまで幅広く使いますよね。

【田中】当社の製品はそれも特徴のひとつですね。年齢層はお子さんからお年よりまで全部ですね。

中でも商品によって売れる客層は違うんですか?

【田中】Hi-TEC Cは若いです。
【雨水】リピーターのお客さんが多いですね。中学高校の時に使ってそれ以来ずっと使っていただいているというお客さんも多いです。
【田中】それが黒・赤・青になるとビジネスのリピーターが多いです。基本的には年齢ターゲットは無い、というか広いんですがたまーに絞ったものもあります。Dr.Gripの匂い付きシャープペンシルは若いですね。
【雨水】でも機能としてはシャープペンシルなので皆さんに使っていただけます。

最後に、新製品で今言えるものはありますか?

【雨水】言える範囲ではないですね。
また皆さんに面白いと思っていただけたり安心して使っていただけるような商品をどんどん出していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします 。

楽しみにしています。今日はありがとうございました。
「ペンを作りつづけて85年」という言葉がありました。
機能を重視するという基本と共に新しい技術を常に開発していくことを忘れない、これを85年にわたって繰り返したの結果が今文房具屋さんに売っているペンかと思うとなんだか感慨深くなります。

ちなみに今回訪れたパイロットの本社には国内随一の筆記具ミュージアムである『ペン・ステーション』(入館無料)やカフェが併設されています。
ペンステーションではきらびやかな万年筆や、お話にあったHi-TecCの0.3ミリのボールなどが展示されています。機会があったら足を運んでみてはいかがでしょうか。
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