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vol.02:パイロットのこだわり〜後編(1)〜 2003.9.1

前編では常に新たなペンの可能性を探っているパイロットコーポレーションの方針に触れることができました。
今週はパイロットのもう一つのベースとなる機能重視についてお聞きします。

1年間にパイロットから出される商品はいくつくらいですか?

【田中】年にもよりますが40くらいですね。カラーが多いですよね。色数が多いので商品数も多くなります。ちなみにHI-TEC Cは37色です。
【雨水】今の若い層を意識すると、カラフル化をしていかないとだめなんです。現実には黒・赤・青の3色が抜群に売れているんですけど最近はオレンジだとかピンクとかライトブルーそういったものも売れてきています。
色数を出さないと他の商品も売れないという現実があります。
【田中】「これ私の色〜」というのがあったりしますよね。

実は普段からパイロットさんのペンを色々使わせていただいているんです。
(取材の際に持っていたHi-TEC Cをみて)

【田中】これは世界で一番細いペンなんです。筆跡幅、つまり線幅が一番細いんです。
【雨水】そうですね。このペン先には(Hi-TEC C)0.3ミリのボールが入っているんです。0.3ミリのボールが3点で押さえられて入っています。
【田中】ボールペンは書いているときに先端のボールが回ってインクが出るんですがこれを新幹線の車輪の大きさに換算すると時速700キロ近いスピードで回って働いていることになるんです。
このボールを囲っている筒の部分は丈夫なステンレスなんですがそんな速さでボールが回っているので非常に酷使されてしまい、ちょっとしたことでも傷んでしまいます。
ペン先が痛んでしまうと筆記に差し支えることもあるんですよ。また、先端の0.3ミリのボールが無くなってペンが書けなくなるといることもあります。ボールが小さすぎるので落っこちても見えないんですけど。大切に使っていただきたいです。

〜工場はすごく小さい玉ががーっとあるわけですか。

【雨水】そうです。小さな瓶でも5万個、10万個入ってたり。
【田中】とても小さいですがまん丸の球体に作ります。精度が時計並み、って言われてますね。
そういえば日本は筆記具に求めるレベルが高いです。日本のボールペンのレベルはとても高くて世界的に見てもトップです。
もし「書けない」なんていったら苦情が来て大変なことになりますよね。文化的なものなのでしょうか。
欧米では筆記具を箱単位で買うという背景もあるかもしれません。箱で買うなら1本だめでも他のペンを使えばよいですけれど私たちは1本で買いますよね。それでインクが出ないなんてことが万に一つでもあったら、って感じですよね。

技術だけでなくエコロジーにも配慮している商品が多いと思うのですが
いつ頃から、どのような方針でやっているのですか。

【田中】1997年の秋からですね。当時は再生しているのがわかるような(プラスチックのつぶが混ざっているのが見えるような)素材だったんですが、今の商品は一見再生しているのかわからないように見えますよね。
実はそのREX GRIPもエコなんですよ。(取材のメモにREX GRIPを使っていました)
リサイクル材です。今は低価格の商品は大体再生材を使うのが普通です。
【雨水】特に身近に使うものなのでエコ商品にしようということと世の中のエコ意識の高まりに企業側としても対応していかなければ商品を買っていただけないという状況もありますね。特に官公庁に関してはエコロジーな商品でないと買ってもらえないですね。
【田中】あと詰め替え機能ですね。プラスチックだけ再生してという原料のリサイクルよりも使ってすぐゴミにするのではなく詰め替えることで長く使えるという機能的な面から。使い終わったらポイっていうのはもったいないですよね。
補充式、詰め替え式の商品に関しては壊れるまで使えます。マジックなんかは補充式を発売するときにペン先がケバ立たないように強化しました。でもインク補充式はなかなか定着しないですね〜。さっと芯ごと詰め替える方式もあるんですけれどもそれでは本体を全部取り替えてしまうようなものなのであまり意味がないですよね。
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