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vol.02:パイロットのこだわり〜前編(2)〜 2003.8.25

マルチボールやイリュージョン、D-inkなど今までとは違うペンを売るときには苦労しますか。

【雨水】一番考えなければいけないのは「どういう売り込み方をするか」です。
具体的にどういう使い方をしたらお客さんにアピールできるのかを検討しなければいけないですね。

モニターさんのコメントを見ると、特に『イリュージョン』などはどういう風に使ったらいいかわからない、
という声があるのですが、使い方はお客さんに任せるという感じですか?

【雨水】それもあるのですが、店頭で販売するときには、暗号文などを使った販促品を作ったりして使い方を提案します。
例えばイリュージョンで消したところだけ字がでてきて、それを集めると「I love you」になったりする、という。こういった使い方もできますよ、という商品の使い方、提案もお店の方にはするんです。
直接ユーザーさんには伝わってないかもしれませんけど。

何かうまくいった販売促進の方法などはありますか?

【雨水】んー。ビデオテープだとかお客さんの目にとまるようなものが効果的かもしれないですね。
お客さんに実際に使ってもらうことが一番の発見になっていいと思います。
『D-ink』なんかもそうなんですけど「消せる」ということが頭の中でわかっていても実際自分で消してみると「消えるという感触」に「スゴイ」と感じていただけるので。やっぱり使ってもらう、というのが一番ですね。
そこで使ってもらうためにどうするか、手に取ってもらうにはどうするかですね。
数ある商品の中でこの『マルチボール』を手に取るというのは、すごい確率なわけですよね。
だからいかに目立たせるか、お客さんに興味を抱いてもらうかというアプローチをしていかなきゃいけないのかなあ、と思います。
そのためにはお店の方にも商品をよく説明しておかなければならないですね。
営業マンが「こういった特徴のある商品です」ときっちり説明をしてお店の方によく理解してもらっていないとお客さんが「どれがいいですか?」と尋ねたときに「何でもいいですよ」となってしまうので。

『マルチボール』は水性なのにプラスティックにも紙にも字が書けるんですよね。
普通の人は水性・油性、ペンとボールペンなどの特徴や違いをわかりにくいと思うのですがどういうペンなのでしょうか。

【雨水】これの場合は水性のインクなのでプラスチックなどに書いたときに「消せる」というのが特徴ですね。あんまり表に出していないんですけど。自分が気に入ったものが書けるまで絵や字を消しながら書くことができます。
【田中】こういったところに(プラスティックのファイルなどに)描いてもいらなくなったら消してしまえばいいんです。
【雨水】濡れたもので拭けば消えてしまいます。一番は、ふと思ったときに書きたいなという思いを実現したいというペンです。紙に書いていてプラスチックだとか他のものに書きたいな、と思ったときに今までは油性のマーカーを持ってきて書かなきゃいけなかった。その手間をこれ一本で済ませたいというペンなんです。そういう気楽に使いたいという意識で値段も100円でいいんじゃないかな、と思うんですけど。
【田中】今は100円っていうとみなさん買って試しやすい価格ですね。

〜オピモニのコメントを見て〜

【田中】「アイデア倒れの商品であった」って書かれてますね。この方は携帯に落書きとかなさらないですよね。きっと。
もちろんこの方に合うペンがあると思います。
【雨水】総合評価は高いですね。

普通のペンとしても「書き味がいい」とか評価は良いようです。

【雨水】そうですか。
開発を始めた当初ことを言いますと、紙に書くというよりはどちらかというとプラスチックとか特殊なものに書くことを優先して作っていたのですが開発の途中でやっぱり紙にも書けないといけないだろうということになりました。
この時は紙用に開発していなかったので紙に書くと「裏抜け」してしまったんです。裏抜けというのはインクが紙の裏ににじんでしまうことなんですけどこれを改良しました。
最初紙に書くというのは考えていなかったんですけど途中から紙にも他のものにもと欲張りな感じで商品を作ってきました。

ではマルチボールで一番苦労したのは「裏抜け」対策ですか?

【雨水】そうですね。プラスティックでも紙でも両方に使えるというところです。
【田中】どっちつかずになってもいけないし。

どのくらいの期間をかけて開発されたんですか?

【雨水】構想は2年くらいで実際動き出したのは1年〜1年半くらいです。
【田中】決して長くはないですね。短いと思いますね。

パイロットの斬新な新製品は常に新しいものを作ろうとしている姿勢とたゆまぬ開発のたまものだったんですね。
またオピモニで取り上げた『マルチボール』のウラ話を聞くことができました。
来週はパイロット社のこだわりをしっかり伺ってきます。

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