決まり文句のように使われる、生活の根幹となる3つの要素、「衣食住」。
人間が人間らしく暮らす上で、この3つでは「何かが足りない」と感じました。
そこで「+α」として、趣味や余暇の生活について尋ねるようなアンケートを行いました。
普段耳にするだけでも、非常にたくさんの「趣味」が存在します。
実際、みなさんはどのような趣味をどのように行っているんでしょうか。
実施期間 : 2002年9月10日〜9月28日
総回答数 : 1,422件
Q1:趣味はありますか
全体を見ると、映画・ビデオ・テレビ・音楽など、娯楽の王道を行くようなものを抑えて、インターネット・メールや、懸賞などへの応募が多くの方々に選ばれています。これは、インターネットで行った調査であることに強く影響を受けた結果と言えます。
調査方法によるバイアス(偏り)が大きく、調査結果としての説得力に欠けると思われがちですが、その他の趣味の間の傾向や男女間の差を見ていくと、それぞれ以下のような傾向を捉えることが出来ます。
・男性は女性よりも「自分で行うスポーツ」をしている比率が高い
・「ライブで何かを鑑賞する」比率を見ると、男性はスポーツ・お笑い・格闘技が高く、女性は演劇・古典芸能・コンサートが高い
・ギャンブルは男性が高め
・ショッピング・ものづくりは女性で比率が高い
調査設計や分析軸の設定をきちんと検討することで、もっと深い分析を行うことができます。
Q2:Q1でお答えになった趣味をどれくらいの頻度で行いますか
男女とも、週に数回以上趣味に時間を費やしている比率が6割を超えます。 月に数回以上となると、8割を超えています。
Q3:Q1でお答えになった趣味に年間どれくらいのお金を使いますか
趣味にかける時間では男女間の違いがあまりありませんでしたが、お金となると男性の方が高額のようです。
1万円〜50万円程度のお金を使う割合で見ると、男女間の差は大きくありません。つまり、グラフをご覧いただくとよくわかりますが、男性では50万円以上かける比率が高く(13.7%)、女性では1万円未満しかかけない比率が高いのです(13.8%)。
Q4:趣味にかける時間やお金に満足していますか また、どのような点で満足、不満足ですか?
・趣味同士が関連していることが多い(洋画鑑賞と語学等など・スポーツ観戦と旅行を兼ねることができる)ので、効率的にたくさんのことができる。
・ ピアノは楽譜や維持費、懸賞はハガキ切手代だけなのでお金はそんなにかかってないと思います。それより、自分のために満足です。
・パチンコはお小遣い稼ぎになるし、懸賞も当たると役に立ったりするから。
・いいものが出来て皆にかわいいと誉められたり 作品が売れたりするので楽しいです。(ものづくりと答えた方)
・趣味にかける時間とお金を増やしたい。
・東京まで(もしくは名古屋)出て行くには日程や時間が取れず、結局あきらめることがたびたびなのです。チケット代だけではないので頻繁には行けないし。〈観劇〈演劇・ミュージカル等)と答えた方)
・音が大きいので自宅で吹けない 〈音楽演奏と答えた方)
・懸賞応募件数は多いけれど、当選頻度は少ない。また興味深い商品も少ない。
満足している理由、満足していない理由を少しだけピックアップしてみました。
満足度は女性の方がやや高いようです。男性の満足層は約45%、女性の満足層は約53%。
満足していない理由には、かけられるお金や時間の他に、環境面での制約などがあるようです。
Q5:日頃の生活にゆとりを感じていますか
趣味に対する満足度と似た結果が得られました。日々の生活に感じるゆとりは、やはり趣味等の余暇の過ごし方と大きく関連があると言えそうです。(この結果だけからは因果関係は言えませんが)
Q6:ずばり趣味や余暇に求めるものは何ですか
圧倒的に「気分転換」という回答が多いです(4人中3人の割合)。
学校や仕事などで溜まった疲れや精神的なストレスを解消したい。そんな目的で趣味に取り組んでいる方が多いのでしょう。
「熱中・没頭したい」や「感動したい」も、「リアルな現実から別の世界に意識を持っていきたい」という「気分転換」と似たような意味合いがあるように思います。
「デフレ」や「不況」という言葉がメディアを通して繰り返し流れてきますが、他の国やずっと昔の日本と比べれば、現在の日本は経済的に豊かなんだと思います。ただ、こころの中を見てみると、胸を張って「豊かです」と言えないような世の中になってしまいました。
経済の成長に向かう、国や市場の姿勢を止めることはできませんが、趣味や余暇を通していつも心を豊かにしておきたいものですよね。