衣食住の3番目「住」、すなわち住宅・住居・住まい・・・ に関するアンケートです。
住宅を建築したり購入したりすることは、一生にそう何度もあることではありません。
また賃貸でも、引越し貧乏って言葉があるように、住み替えにはたくさんのお金がかかります。
そんな「住」に対して、みなさんはどんな考えを持っているんでしょうか。
 
 
 実施期間 : 2002年8月5日
 総回答数 : 529件
 
 
  Q1:現在同居している人を全てお選びください  


この結果から年齢が上がっていくにつれて「家族の中での立場」・「家族構成」が移り変っていくことが見えてきます。

10代の頃は祖父母や親兄弟姉妹と暮らしていた人が、20代・30代と年を重ねる中で結婚をし、子供が生まれ、家族を築く。
また50代以上になると子供が巣立っていくためか、子供と同居している割合がすこし少なくなります。

珍しかったり、新しく何かを発見できるものではありませんが、見ていて「なるほど」と納得できる結果です。
 
Q2:現在お住まいになっている住居の形態をお選びください
首都圏、近畿圏など、都市圏のモニターさん多いためか、分譲・賃貸のマンションやアパートにお住まいの比率が結構高いです。

10代の方の多くはまだ独立していないんだと思いますが戸建持家が多いです。
20代以上では年齢が高いほど、だんだんと住まいを借りている比率が少なくなります。
これにより、やはり「資金などの条件が整えば、住宅を所有する」という意識があるようにうかがえる結果です。
 
Q3:現在住居費はどれくらいかかっていますか

Q2で見たように、年齢が高まるにつれて賃貸ではなく所有する方に傾きますので、ローンを抱えている比率もそれだけ大きくなっているようです。
また、「住居費なし」の比率は40代までは年代が高くなるほど低いという結果になっています。おそらく30代・40代になって昔の家屋を建て替える方がいらっしゃるんだと思います。
50代になって「住居費なし」の比率が急に大きくなるのは、ローン完済を迎えての結果と言えるでしょう。
 
Q4:現在お住まいの住居に今後も住み続けるご予定ですか

「今後もずっと住み続けるつもり」の比率が年齢とともに増えていきます。この傾向は、Q2・Q3と大きく関連しています。
つまり、「所有しているか、借りているか」の違いです。戸建でもマンションでも、住居を所有している人には、そのまま住み続ける意思を持っている割合が多いものだと思います。だから、このような結果になるんでしょう。
・・・当然ですよね。
 
Q5:住まいや住宅の検討に関して、あなたはどっち派ですか
根強い「所有したい」派。
これまでの設問で見てきたように、年齢が高いほど所有している割合が高いという傾向が見られたのは、この影響と言えます。

ただ10代を除けば、「賃貸でいい」派もある程度の割合いること、しかも年齢が若いほどその比率が高いこともまた、結果として出ています。
「いつかは一国一城の主」的な考えではなく、「資産は残らないけどフレキシブルな暮らし」を望む人が増えているのかも知れません。
前の設問で「所有がいい」との回答が多かったことと、この設問で「戸建がいい」との回答が多いこと。
この2つの結果は、「戸建持ち家」派の比率の高さから来ているものだと思われます。

結果を見るまでは、年齢が高いほど戸建志向が強いものだと思っていました。少し意外です。
年齢を重ねるにつれて、マンションの立地面などのメリットをより強く感じるようになるのかも知れません。

「年齢が低いほど都心志向を持つ」という傾向が見えてきます。

50歳以上の方では、4割が「どちらともいえない」との回答。

この「どちらともいえない」を「どちらでもいい」と読みかえてみます。すると住宅ローンや子供の教育が一段落して過ごしているゆとりを持った生活、つまり自分たちのペースでの生活が見えてくるような気がしてきます。
「どこで暮らそうと自分たちのペースで過ごせる」という意識があるんじゃないかと…
ちょっと深読みしすぎですかね。

10代を除けば、全体に「建築業者を重視する」割合が高めです。

色々なところに住んだり、あるところに長く住んだりすることで、「やはり重視すべき」という風に思えるものなのでしょうか。

欠陥住宅や手抜き工事の話題を聞く機会があると、重視せざるを得なくなります。そんなことの影響もあるのかも知れません。

全体に、こだわりたいと思っている割合が多いのですが、年齢が高いほどその割合は少なくなります。
家族構成や暮らし方などがある程度固定してきて、気持ちの中にも余裕が出てくるものなのかも知れません。
 
Q6住宅検討時の重視ポイントはどんなものですか

住むところを決めることは「どう住まうか」を決めることと言っても間違いではないように思います。
この設問の結果を見ると、 家を建てる場合、マンションを買う場合、マンション・アパートを借りる場合のすべてで、

 1位:価格・費用
 2位:間取り・プラン
 3位:立地・周辺環境

となっています。
住居形態に関わらず、大切なことって同じなんですね。



最後の設問についてこんなことを思いました。

それは、住まうことについて考える上では戸建でもマンションでも賃貸でも関係なく、

 ・住まいの「内側」でどう暮らすか (間取り・プラン)
 ・住まいの「外側」とどう関わるか (立地・周辺環境)
 そして
 ・住まいにどれくらいの費用をかけるか (価格・費用)

のそれぞれに対してみなさんの意識が強く向けられていると言うことです。
たくさんの方が高い意識を持っているわけですから、やっぱり考える「べき」点なんだと思います。

・・・

じつは先日、引っ越そうかと思って不動産屋を覗きに行きました。いろいろな物件を見せてもらっているうちに、外観など、やや本質から外れる部分に惹かれていき、自分が何に重視して部屋を探しているかわからなくなってしまいました。
…話が大きくそれました。
が、いまの世の中情報が溢れるほどあり、本質的でない部分に流されてしまうことも多いと思います。情報に流されず、物事の本質を見極めながら暮らすことが大切なんだなあとあらためて感じるところです。

わたしの賃貸探しも気持ちを入れ替えて再スタートです。

・・・

「住」に関するアンケート、いかがでしたか。
年代によって家族の中でのポジションが変わり、それに伴って「住」に対する考え方も変わっていくことが今回のアンケート結果で見えてきました。生活の基盤のひとつである住宅については、また別の角度からアプローチするようなアンケートを行っていきたいと思います。