激しい価格・サービス競争が繰り広げられているファーストフード業界。
食生活を見直すスローフード運動やデパ地下グルメも話題になっていますが、
身近なのはファーストフードなのかもしれません。
今回はそんなファーストフードについてお聞きしました。
 
 
 実施期間 : 2002年9月10日〜9月28日
 総回答数 : 1,890件
 
 
 Q1:以下のファーストフードチェーンの中で、
    最近3ヶ月以内に利用したことのあるもの全てをお選びください
●ハンバーガー系

●丼もの系
●カフェ系
●うどん・そば系
●その他
最近3ヶ月以内に利用したことのあるファーストフード店で
最も多い回答だったのはどの年代でも「マクドナルド」でした。
表には示していませんが、全世代で84.6%の人が利用しています。
次いで多かったのは「ミスタードーナツ」です。
こちらは57.7%の人(全世代)が利用しています。
1位の「マクドナルド」が群を抜いて利用されていることがわかります。

逆に「どこにも行っていない」という人は全体で5.2%でした。
年代別に見てみると、年代が上がるとファーストフードの利用頻度が下がる傾向があります。

3ヶ月で利用したファーストフードチェーン数は1人あたり平均で5.9店でした。
 
 Q2:上記のファーストフードチェーンの中で最も好きなチェーンを1つだけお選びください

Q1で利用頻度が高かった
「ハンバーガー系」がこちらでも人気です。
顕著な差ではありませんが
特に年代が若いほど人気が高い結果でした。
逆に年代が上がるにつれて
人気が増したのは「丼もの系」でした。

最も好きなチェーン店ベスト5は以下の通りです。

第1位 モスバーガー

29.9%

第2位

マクドナルド 23.7%
第3位 スターバックス
コーヒー
6.7%
第4位 ミスタードーナツ 6.6%
第5位 ケンタッキー
フライドチキン
5.4%
利用比率ではマクドナルドに及びませんでしたが
モスバーガーの人気の高さが伺えます。
 
 Q3:ファーストフード店で一度に使う金額はどのくらいですか?
    1.ハンバーガー系 2.丼もの系 3.カフェ系それぞれについてお答えください
1.ハンバーガー系

年代を問わず「401〜600円」という答えが最も多い回答でした。
およそ70%以上の人がハンバーガー系ファーストフード店で一度に使う金額が600円以下と答えています。

どの世代を見ても「利用しない」の割合が非常に少なく、
丼もの系、カフェ系と比べてみても少なさがわかります。
ハンバーガー系ファーストフードがいかに利用されているかがわかります。

2.丼もの系
10代では「201〜400円」、その他の年代では「601〜800円」が最も多い回答でした。

およそ半数の人が(丼もの系ファーストフード店で)一度に使う金額が600円以下と答えています。
このことより、丼もの系ショップはハンバーガー系ショップより料金設定が低めにとられていることがわかります。
飲み物などを除いて、丼だけを注文するためかもしれません。
3.カフェ系
20代では「401〜600円」、それ以外の年代では「201〜400円」が最も多い回答でした。
食べ物を注文せず、飲み物だけを注文するため金額が低いのではないでしょうか。
食事に限るともう少し金額が上がるかもしれません。
「利用しない」を男女別に調べてみました。
  男性(N=498) 女性(N=1456)
ハンバーガー系 2.6% 1.4%
丼もの系 7.4% 25.3%
カフェ系 21.1% 16.1%
女性のおよそ4分の1が丼もの系ファーストフード店を利用していません。
入店しやすい丼もの系ファーストフード店が増えてきたとはいえ、
女性にはまだまだ利用されていないようです。

逆に男性の方が利用していなかったのはカフェ系ファーストフード店でした。
 Q4:ファーストフード店で使ってもいいと思う金額は最高いくらですか?
    1〜3それぞれについてお答えください
1.ハンバーガー系
2.丼もの系
3.カフェ系
3つの系統とも、最も多かった回答は「600円」でした。
「400円」「600円」という回答が多く、全体では6〜7割を占めました。
 
 Q5:どんなときファーストフード店を利用しますか?1〜3それぞれについてお答えください
1.ハンバーガー系
「ファーストフードが食べたいとき」が全ての年代において一番多い理由でした。
“ファーストフード=ハンバーガー”というイメージがあり、ファーストフードらしさを感じられるのかもしれません。
次いで多かったのは「安くすませたいとき」「急いでいるとき」など便利さが選ばれています。

「その他」は「子供が喜ぶので」「おまけ欲しさ」などの回答でした。
2.丼もの系

「安くすませたいとき」が一番多い回答でした。
Q4「一度に使う金額」やQ5「出してもいい金額」で他のチェーンに比べ金額が低かったのですが
こうした理由があってのことだと思います。
他には「急いでいるとき」「他にいい飲食店がないとき」といった同じく利便性に関する理由が多く選ばれています。

「休みたいとき」は非常に少ない回答でした。
他のファーストフード店に比べてお店の滞在時間や回転が速いことによるものでしょう。

「その他」は「猛烈にお腹すいたとき」「食事の支度が面倒なとき」などの回答でした。
丼ものは小腹を満たすというよりも“しっかりした食事”として認識されているようです。

3.カフェ系
年代にもよるのですが、「休みたいとき」「店に長く居たいとき」という回答が多く選ばれています。
一息いれたい時に選ばれている場所がカフェ系チェーン店であるようです。
ハンバーガー系・丼もの系では「ファーストフードが食べたいとき」という理由が上位にありましたが、
カフェ系ではさほど選ばれていません。
他の2つの系統と比べ、ファーストフードらしさが少ないのでしょう。

その他には「無性にコーヒーが飲みたくなった時」「待ち合わせ場所として」という回答がありました。
3つの系統のチェーン店とも「なんとなく」という 回答が上位にあります。
今やファーストフード店はふらっと立ち寄れるなくてはならないものになっているのかもしれません。
Q6:ファーストフード店を利用する際に重視していることはなんですか?
  1〜3それぞれについてお答えください
1.ハンバーガー系
「価格」「メニュー」「味」が重視されています。
若い年代ほど「価格」と「メニュー」が重視される傾向にあります。
2.丼もの系
「価格」「味」「入りやすさ」が上位3つを占めています。
「価格」「味」はハンバーガー店と同じですが、
丼もの系では「入りやすさ」が重視されています。
Q3で女性の4分の1が丼もの系チェーン店を「利用しない」と答えていました。
女性にとっては「入りやすさ」が足りないのかもしれません。
3.カフェ系
「雰囲気」「味」「入りやすさ」が上位3つの理由でした。
Q6「どんなときにファーストフード店を利用しますか?」で「休みたいとき」「店に長く居たいとき」の2つが上位の回答でした。
このようにカフェ系ファーストフード店は長時間滞在するために「雰囲気」が重視されているのではないでしょうか。

ハンバーガー系・丼もの系と異なり、価格は重要な要素ではないようです。
 
Q7:ファーストフード店の嫌なところはどんなところですか?1〜3それぞれについてお答えください
1.ハンバーガー系
「健康に悪そう」が最も多い回答でした。
若い年代ほど、このイメージは強いようです。

一人あたり平均1.2個の嫌なところを挙げています。(「特にない」を除く)
これは3つのファーストフードチェーンでも最も多いです。
Q2「最も好きなファーストフードチェーン」でおよそ5割の人がハンバーガー系チェーンを挙げていました。
ハンバーガー系チェーンは好きな人も多いが直してほしいところも沢山あるようです。
2.丼もの系
10代・20代が「雰囲気が嫌い」、30・40・50代以上が「安っぽい」という理由が最も多い回答でした。
しかし、およそ半数の人が嫌なところを「特にない」としています。
丼もの系では嫌なところを一人あたり0.7個指摘しています。
3.カフェ系
7〜8割の人が嫌なところを「特にない」と答えています。
カフェ系で嫌なところは一人あたり0.3個でした。
今あるカフェ系ファーストフード店には大半の人が満足しているようです。

頻度などからファーストフードチェーンが
私たちの生活に密接に関わっていることがわかりました。
今回のアンケートでは「ファーストフード」というひとくくりの捉え方をしましたが、
ハンバーガー系・丼もの系・カフェ系では
それぞれ異なった位置付けがなされているようです。

サービス競争が続き、変化していくファーストフード業界。
今後はどのように変わっていくのでしょうか?