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個性豊かな4人のイラストレーターが
週代わりで『モノのある生活』を楽しく描くイラストエッセイ。
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2007.05.11 郵政カブに魅せられて【今井ヨージ】
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学生の頃から熱心なカブファンの私ですが、ずっと憧れていたカブがあります。それが、郵便屋さんの乗っているカブ、通称「郵政カブ」。
一見するとただのカブにしか見えませんが、よく観察すると、軍用かと思う程のゴツい作りと、使い込まれた風合いに圧倒されます。そのゴツさとは裏腹に、カブ独特の優しいサウンドで、爽やかにさっそうと日々走り回っているその愛しさ。郵政省が採用したのが昭和43年とのことなので、自分が生まれる前から日本の日常風景をさり気なく演出してきたその佇まいには情緒すら感じます。そんなノスタルジーで愛すべき郵政カブ。

※イラストはイメージです。赤いまま乗るのはやめましょう。
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郵政カブは郵便配達のための車輌ですので、当然ながら一般には販売されていません。通常、使い倒されて役割を終えたボロボロの車輌は、解体業者に引き取られ海外に売り飛ばされるのですが、ごく一部の状態の良いものが整備されて流出してきます。しかしけっこう人気があるらしく、なかなか手に入らないのですが、この度、ネットオークションで近県より出品されていた、状態の良い物を発見し、接戦の末、落札できました。落札できた時は軽く発狂。
ちなみに「流出」というとなにやらいかがわしく聞こえますが、中古の郵政カブに乗る事は違法ではありません。ただし、郵便マークをつけたままだと法に触れるそうです。また、本体が赤いままで乗る事もメーカーや郵政省としてはやめてほしいそうです。これらは、郵便局員になりすましての犯罪行為があり得るからだと思われます。今回落札した郵政カブも、前のオーナーさんによって青色に塗装されていました。現在これを何色に塗り直そうか楽しく悩んでいます。(もちろん赤以外で)
「わあ!これ乗りたかったんだー!」という読者の方もいないかと思いますが、ちょっとしたトリビアとして心の片隅においていただき、今日もさりげなく走り回っている郵政カブにねぎらいの気持ちを持っていただければ幸いです。
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